1~5月の二輪車の生産台数、前年同期比5.0%増、国内販売は1.6%増

1~5月の二輪車の生産台数、前年同期比5.0%増、国内販売は1.6%増

タイ工業連盟(FTI)は6月24日、5月の二輪車生産台数が前年同月比9.6%増の21万349台だったと発表した。部門別では、完成車が5.4%増の17万7,309台、現地組み立て車(CKD)が38.9%増の3万3,040台だった。

引用元 JETRO:ビジネス短信

セカくん:タイの二輪車生産、5月は前年比9.6%増ってすごい伸びっすね!特にCKD(現地組立)車が38.9%増って、なにがあったんすか?

コネ姉さん:主に新興国向けの輸出需要が回復したのと、国内の低価格帯モデルの需要増が背景ですわ。CKDは関税メリットがあるので輸出戦略にも有利なんですのよ。

ボス:ふむ…だが、国内販売は微減なんだな。経済が冷えてるのか?

コネ姉さん:そうとも言えますし、前年の販促キャンペーンの反動や消費者ローンの引き締めの影響もありそうですわ。

セカくん:でも輸出は元気!5月の輸出台数は26.3%増で、金額も48億バーツ。けど、1~5月累計だと金額は減ってるんすね?

コネ姉さん:単価の下落が考えられますね。ハイエンドモデルよりエントリーモデルの比率が増えた影響が大きいですわ。

ボス:部品やエンジンなどを含む輸出額も累計で5.6%減か…どう見る?

コネ姉さん:これは円安や原材料コストの変動、それに競合国の台頭が影響してる可能性が高いですの。

セカくん:タイってアセアンの二輪車生産ハブですもんね。日本メーカーも多いし、これって日系企業の動向にも影響大っすよね?

コネ姉さん:ええ。特にホンダ、ヤマハは生産・輸出で大きなプレゼンスがありますわ。今後は電動バイクの開発・展開も鍵ですわね。

ボス:なるほどな。数は増えてるが、収益性には注意ってことだな。コスト構造の見直しが要るかもしれん。

コネ姉さん:おっしゃる通り。単価下落と為替変動リスクの管理がますます重要になりますわ。次の注目はEV二輪への移行ですわね。

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