日本人の身長は海外と比べると?世界の平均身長ランキング

ヨーロッパやアメリカに行くと、「外国人って何でこんなにでかいんだろう?」って思いませんか?
テレビでサッカーの試合なんか見てても、日本人の小ささは目につきますよね。
日本の中でももちろん身長の高い人、低い人がいます。
世界の中で、日本人の平均身長ってどのくらいなんだろう?背が高い国と低い国では何が違うんだろう?
そんな身長にまつわる素朴な疑問を明らかにします!
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世界と日本の平均身長
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平均身長に関して、世界で統一した測定方法があるわけではなく、国によって測定する年や時期、年齢なども違うらしいです。
あくまでも各国がそれぞれ統計として出す資料なので完全にフェアな比較ではないのですが、日本人の身長が世界でだいたいどのくらいなのかはわかります。
まず、世界一身長が高い国はオランダ(男子183.8cm、女子170.7cm)。デンマーク、スウェーデンと北欧の国が続き、なんと1~15位まではヨーロッパの国々がトップを独占。
日本はというと、男性が170.8cm、女子が158cmで調べたところ、世界第45位でした。うーん、ずば抜けて高くも低くもないのかな?
日本人男性とオランダ人女性の平均身長が同じぐらいだというのは、ちょっと悔しいですね笑
身長世界一の国オランダの秘密
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今では世界一身長が高い国となったオランダも、200年ほど遡るとヨーロッパの中では低身長の国だったそうです。
しかしその後、オランダ人の身体はぐんぐんと大きくなり、いまや世界を見下ろす高みに到達しました。
そんなオランダの急成長の原因は何なのか気になりますよね?
まずは“食生活。”
酪農国でもあるオランダの人たちは、名産であるチーズを中心にカルシウム豊富な乳製品がよく食卓にのぼります。
「背を伸ばしたいなら牛乳」と日本でも言われますね。
主食はジャガイモ、普段飲む水は硬水なので、ミネラルも十分。やはり身長と栄養は切っても切れない関係のようですね。
それから“気候”も身長に関係するようです。
人間をふくむ恒温動物は、環境に応じて自分で体温をコントロールしないといけないですよね。
つまり、体長が大きいほど熱を体内にため込みやすいので、寒いところで暮らす動物ほど身体も大きいというわけなのです。
これを専門用語では「ベルクマンの法則」といいます。
東南アジアの人は背が低い
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地域ごとの平均身長を比べると、ヨーロッパやオセアニアでは基本的に175cmを超えている一方、アフリカやアジアでは170cmにも届かないところが多いです。
中でも東南アジアは、男性162cm、女性151cmでいちばん背が低い地域とのこと。
大きな理由は“平均所得の低さ。”
お金が足りず、十分に栄養をとれないと、身長も伸びないのは当たり前といえば当たり前。とくに乳製品を中心とした動物性のたんぱく質が足りていないようです。日本ほど食生活が欧米化していないんですね。
成長期を迎えている日本
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ヨーロッパには歯が立たない日本。それでも昔と比べると成長しているんです。
一番背が低かったのが江戸時代。現在より10cm以上も低かったらしいです。
その後、高度経済成長に合わせて欧米の食事や生活スタイルが入ってきたころ、日本人の身長はぐんと伸びました。
戦後1950年以降の平均身長を見てみると、男性が166.9cm、女性が156.1cm。
ここ65年のあいだにも3㎝ほど伸びたんですね。
若干伸び悩んだ2000年ごろをのぞくと、ずっと右肩上がりで大きくなってます。
小さいと言われながらも少しずつ成長している日本人。
この成長期はいつまで続くんでしょうか? ヨーロッパやアメリカと文字どおり肩を並べる日が楽しみで仕方ない!
まとめ
世界と日本の平均身長を比べ、世界一のっぽの国オランダの秘密、東南アジアの背が低い理由などを見てきました。
身体が小さいことを生かして海外で活躍するサッカー日本代表の長友選手なんか見てもわかるように、日本には日本のよさがあります。
「海外と比較することで日本という国をより客観的に見つめる一方、海外との違いばかりに目を向けるのでなく、日本ならではの良さを知る。」
これって身長に限らず、あらゆる分野において大切なのではないのかなと私は思います。