インド鉄鋼省は6月13日、輸入の鉄鋼や鉄鋼製品の投入原料に対して、インド標準規格(IS、通称BIS)の取得と鉄鋼輸入監視システム(SIMS)ポータルへの登録を義務付けるとする通達を発行した。

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セカくん:え、鉄鋼の中間材にまでIS認証取得義務って…それって実質、輸入規制の強化っすよね?
コネ姉さん:その通りですわ。今までは完成品や製品用途の素材が対象だったけれど、今回からビレット、スラブなどの投入原料にも適用されるのよ。
ボス:ふむ…IS認証ってのは、インドの国家規格だろ?それ取るのに半年もかかるのか。
セカくん:しかも、インドの査察官が工場まで現地に行って認証する必要あるんすよ。日本企業は対応が追いつかないかもしれないっすね。
コネ姉さん:ええ、今回の適用は6月16日以降の船荷証券が対象ですから、既に輸送中の貨物にも影響が出る可能性が高いですわ。
ボス:こりゃ大ごとだな。で、なんでこんなに急に厳しくしたんだ?やっぱり中国対策か?
コネ姉さん:鋭いですわね。中国は韓国に次ぐ鉄鋼輸入国2位で、中間材を迂回して輸入するルートが指摘されていましたの。
セカくん:つまり、中国産中間材を別の国で加工→インドに輸出ってルートを塞ごうとしてるってことっすね?
コネ姉さん:その通り。だから、投入原料段階でのトレーサビリティー強化とIS認証義務化という“壁”を作ったのですわ。
ボス:それじゃ、日本企業もサプライチェーンの見直しを迫られるかもしれんってわけか。
セカくん:特に日系鉄鋼メーカーで、海外工場からインドに輸出してるとこは対応大変っすね。
コネ姉さん:そうですわね。BIS規格とSIMS登録という“二重のハードル”が、実質的な非関税障壁になっているという指摘も出てますわ。
ボス:でもインドは“製造業を育てたい”んだろ?つまり、自国生産を増やしたいって話だな。
セカくん:インドの「Make in India」政策っすね!ただ、グローバル企業にはかなり厳しい対応に見えるっす。
コネ姉さん:ええ。政策の透明性と予見可能性の欠如は、外資系企業のリスクとして注視すべきですわ。
ボス:ふむ…そうなると、今後は現地生産か、他国経由の輸出管理をどうするかが大きな課題というわけだな。