欧州委員会は4月16日、「持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)」および「エネルギーラベル規則(ELFR)」への対応を示した第1回作業計画を発表した。

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コネ姉さん:EUが発表した「持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)」の第1回作業計画、ついに具体化してきましたわね。2025年から2030年にかけて重点的に規制対象となる製品群が明確になりましたの。
セカくん:おおっ!繊維製品とか家具、タイヤ、マットレス…って、けっこう身近な製品が対象っすね!どんな規制になるんすか?
コネ姉さん:修理のしやすさやリサイクル素材の使用率など、製品の循環性を高める要件が加わりますのよ。つまり“作って終わり”じゃなく、“使い続けられる設計”が必須になるんですの。
ボス:鉄鋼やアルミも対象ってのが興味深いな。中間材にも踏み込んでくるとは、本気度が違うな。
コネ姉さん:そうなんですの。中間財のサステナビリティも考慮されることで、サプライチェーン全体の脱炭素化や資源効率の向上が狙われていますのよ。
セカくん:それって日本企業にも影響大っすよね?EU輸出する企業はどうすればいいっすか?
コネ姉さん:今後、製品群ごとに詳細な委任法令が策定されるので、それを踏まえて設計や素材選定を見直す必要がありますわ。とくに中小企業にはEU側も支援策を検討中ですのよ。
ボス:ところで洗剤や塗料が外れたってのは意外だな。もっと環境負荷あるかと思ってたが?
コネ姉さん:JRCの分析によると、他製品と比べると環境への影響が相対的に小さいとされたようですの。代わりに化学製品は今後改めて調査対象になる予定ですわ。
セカくん:化学製品って一括りにしても範囲が広いっすもんね。これは慎重に進めるってことっすね。
コネ姉さん:ええ、2025年末までに範囲を明確にして、どの品目を対象とするか決定される予定ですの。事業者は情報収集と事前準備が鍵ですわよ。
ボス:今回の規則って、結局どんな狙いがあるんだ?企業にとっては負担じゃないか?
コネ姉さん:確かに短期的には対応コストがかかりますけど、EUはこれを産業競争力の強化と位置づけてますの。環境対応が「市場アクセスのパスポート」になる時代ですわ。
セカくん:なるほど〜、今や“環境対応”はコストじゃなくてビジネスチャンスってことっすね!
コネ姉さん:その通りですわ。クリーン産業ディールと連動し、EUはこれで循環型経済を加速させたいのですの。日本企業も早めの対応で先行者利益が狙えるはずですわよ!