中国鉄鋼工業協会の発表によると、中国の2025年上半期の粗鋼生産量は前年同期比3.0%減の5億1,500万トンだった。生産量は2020年の10億6,500万トンをピークに、減少傾向が続いており、2024年の世界シェアは53.3%と、前年比で若干低下した。


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コネ姉さん:
中国の2025年上半期の粗鋼生産量は前年より3.0%減って、5億1,500万トンね。ピークは2020年で、今は緩やかな減少傾向にあるわ。
セカくん:
それでも世界シェアが53.3%って、中国の鉄鋼産業、規模が桁違いっすね!でも減少傾向ってなぜなんすか?
ボス:
ふむ…鉄の需要って景気に左右されるからな。不動産の落ち込みとかが影響してるのかもしれん。
コネ姉さん:
そうね、中国経済の減速や環境規制もあるし、粗鋼の生産抑制政策も続いてるの。産業の再編も背景にあるわ。
セカくん:
でもその中で、マグネシアカーボンレンガってすごいニッチだけど重要な材料っすね!知らなかったっす!
ボス:
あれか?炉の中に貼って高温から守るってやつだな。日本企業が中国でそんなの作ってたのか。
コネ姉さん:
ええ、「済南魯東耐火材料」っていう日中合弁企業があって、1986年設立・2003年から現体制で操業してるのよ。
セカくん:
販売先が中国60社、日本が輸出の8割ってすごいっすね。でも中国国内向けが増えてるのは戦略っすか?
コネ姉さん:
まさにそう。中国国内での販売強化と新工場建設に取り組んでるの。安定した需要を見込んでるのね。
ボス:
南アやロシアとも取引してるってことは、グローバルなサプライ体制なんだな。地味だけど頼もしい話だ。
セカくん:
今後は欧州展開も視野に入れてるって書いてあったっすけど、関税とか大丈夫なんすかね?
コネ姉さん:
その点は課題ね。通商環境や輸送コストの最適化も含めて、現地パートナーとの連携がカギになるわ。
ボス:
なるほどな…鉄鋼減産の中でも支える部材産業は堅実に動いてるってのは興味深い話だな。
コネ姉さん:
ええ、こういう素材産業のグローバル戦略って、日本企業の競争力の源泉でもあるのよ。地味だけど確実ね。