2024年の経済成長率はマイナスに

2024年の経済成長率はマイナスに

IMFは4月22日、「世界経済見通し2025年4月」(以下、報告書)の中で、ミャンマーの2024年の経済成長率についてマイナス1.12%と発表した。2024年10月時点の見通しはプラス1.02%で、大きく下回った。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん:IMFの最新レポートで、ミャンマーの2024年の経済成長率がマイナス1.12%と発表されましたわ。前年のプラス成長から一転、大きな落ち込みですのよ。

セカくん:ええっ、2023年は回復してたのに…またマイナスに逆戻りっすか?やっぱ内戦が原因っすか?

コネ姉さん:その通りですわ。2024年6月以降に内戦が激化して、ラショーの国軍司令部が陥落するなど、治安が急激に悪化したのが大きな要因ですのよ。

ボス:それに加えて台風と地震か…自然災害が続いたら、経済どころじゃないだろうな。

コネ姉さん:ええ、9月の台風では30万人近い避難者が出て、3月の地震もマンダレー近郊で発生していますの。インフラ破壊と人の移動制限が経済に重くのしかかってますわ。

セカくん:でもインフレ率が26.5%って…それってもう生活も相当厳しいんじゃないっすか?

コネ姉さん:まさにですわ。輸入依存の高い国なので、物価上昇が家計に直撃してますの。2025年はインフレ30%、2026年も20%と、高止まりの予測ですわよ。

ボス:成長率がマイナスで、インフレだけが上がってるとなると「スタグフレーション」ってやつかもしれんな。

コネ姉さん:その懸念は強いですわね。需要も低迷しているのにコストだけが上がる状態では、企業も雇用も苦しくなりますの。

セカくん:以前は年7%の成長してたって聞いてたのに…いつ立て直せるんすかね?

コネ姉さん:2025年・2026年も2%前後と控えめな成長が見込まれてますけど、政治・治安の安定がなければ実現は難しいかもしれませんわね。

ボス:軍政のままで外国投資も入りづらいだろうしな。基盤が脆いままじゃ厳しい。

コネ姉さん:そうなんですの。制度整備や金融インフラも遅れていて、経済回復には外資と安定政権の両方が不可欠ですわ。

セカくん:とはいえ、資源とか農業とか、ポテンシャルはある国なんすよね?もったいないっすよね…

コネ姉さん:ええ、地理的にもASEANの要所にありますし、安定すれば大きな成長余地がある国ですわ。国際社会の支援と外交も今後のカギになりそうですのよ!

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