OPECプラス加盟8カ国、5月の増産幅は当初予定の3倍で合意

OPECプラス加盟8カ国、5月の増産幅は当初予定の3倍で合意

OPECプラスに加盟しているサウジアラビア、ロシア、イラク、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、カザフスタン、アルジェリア、オマーンの8カ国は4月3日、同月1日から自主的追加減産の段階的廃止を行っていることについて、5月の増産幅を当初予定していた量から2カ月分増加し、合計で日量41万1,000バレルとすることを発表した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん:今回のOPECプラスの発表、要するに「一度決めた減産のペースを見直して、5月は当初より多く増産する」ってことですわね。供給調整で価格をコントロールしたい意図が透けて見えるわ。

セカくん:すごいっすね!でもこれって、世界の原油価格にどう影響するんすか?需要と供給のバランスって敏感っすよね?

ボス:ふむ…減産してたのに増やすのか。そんなに需要が回復してきたということかね?それとも価格が高すぎたのか?

コネ姉さん:おそらく両方ですわね。中国など新興国の経済回復で需要が増えてきたことと、原油価格の上昇がインフレを刺激してしまう懸念もあったのかもしれないですわ。

セカくん:となると、エネルギーコストが企業に与える影響も大きそうっすね!製造業とか輸送業界には追い風になるのかな?

ボス:でも逆に、価格がまた不安定になったら、中小企業とか消費者は困るんじゃないか?安定してる方がありがたいというわけだ。

コネ姉さん:おっしゃる通りですわ。OPECプラスの政策は価格の乱高下に繋がるから、投資家や企業にとってはリスク管理が重要になるの。

セカくん:そうなると、うちみたいな企業が海外展開する時って、エネルギー価格のリスクも戦略に入れるべきってことっすね!

ボス:なるほどな…そう考えると、この原油の話も他人事じゃないな。円安とかとも絡んできそうだしな。

コネ姉さん:ええ、特に日本は輸入依存国ですもの。為替との連動も含めて、企業戦略に「資源価格リスク管理」は必須ですわ。

セカくん:ちなみに、次の生産量の判断って5月5日の会合で決まるんすよね?これって、またサプライズがあるかも?

ボス:ふむ…油断できないな。価格がまた上がったら、ガソリン代も上がるかもしれんし…生活にも関係してくるというわけだ。

コネ姉さん:その通りですわ。次のOPECプラス閣僚会合は5月28日、そこで長期的な方向性が出るかもしれないですわね。注目ですわ!

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