中国商務部は3月4日、「対外貿易法」「国家安全法」「反外国制裁法」などの法律および「信頼できないエンティティー・リスト」規定の第2条、第8条、第10条などの規定に基づき、新たに10社の米国企業を同リストに掲載すると発表した(即日実施)。今回掲載された企業は、中国関連の輸出入や中国境内への新規投資が禁止される。

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セカくん:
うわっ…中国が「信頼できないエンティティー・リスト」に新たに米国企業10社を追加したんすね!しかも、輸出管理コントロールリストにも15社を追加…これ、完全に米中貿易戦争が激化してるっすよね!?
コネ姉さん:
そうね。特に今回の措置は、トランプ政権が中国への追加関税を20%に引き上げたことへの対抗措置と見られるわ。中国はこれまでも台湾への武器売却に関与した企業を中心にリスト掲載していたけど、今回のように経済制裁的な動きが強まると、米国企業の中国市場でのビジネスはさらに厳しくなるわね。
ボス:
ふむ…となると、米国企業は中国市場から撤退する動きが出るかもしれんな。特に、輸出禁止措置を受けた企業は、代替市場を探す必要があるだろうな。
セカくん:
でも、中国も単なる報復じゃなくて、戦略的に動いてる感じっすね。特に、ゲノムシーケンサー(DNA解析装置)の輸出禁止って、バイオテクノロジー分野でも米国に圧力をかけようとしてるんすかね?
コネ姉さん:
そう考えられるわね。ゲノムシーケンサーは医療や新薬開発に不可欠な技術で、特にイルミナ社の製品は市場で大きなシェアを持っているの。でも、中国はバイオテクノロジー分野の自立を進めていて、自国産業を強化するために、米国企業の影響力を弱めようとしているのよ。
ボス:
ふむ…それにしても、米国向けの両用品目輸出も厳しく制限しているな。ガリウムやゲルマニウム、黒鉛といった材料は、半導体や電池に必要なものだ。これは米国のハイテク産業に打撃を与えるかもしれん。
セカくん:
やっぱり、半導体やEV(電気自動車)関連のサプライチェーンに影響が出そうっすね。日本企業にも何か影響あるっすか?
コネ姉さん:
もちろん、日本企業も無関係じゃないわ。例えば、半導体の製造には中国からの素材も使われているし、EVバッテリーにも黒鉛が必要よ。もし米国企業が中国からの供給を断たれたら、日本の企業が代替供給先として注目される可能性があるわ。でも逆に、日本企業が中国市場での取引を制限されるリスクもあるわね。
ボス:
ふむ…米中の対立が続けば、日本企業もどちらの陣営にどう関わるか、慎重に判断しないといかんな。
セカくん:
確かにっすね!でも、リスクとチャンスは表裏一体っす。サプライチェーンを見直す企業が増えれば、日本にも新たなビジネスチャンスが生まれるかもっすね!