フランス政府は2月19日から、レストランで提供する食肉類の原産国表示を義務付けた。2月13日付の政令として18日に公布した。2002年12月から牛肉の原産国表示は義務付けられていたが、新たに豚肉、羊肉、家禽(かきん)肉に適用を拡大する。具体的には、食肉の出生、飼養、食肉処理が同じ国の場合、「原産国(origine)」として記載する。


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コネ姉さん: フランス政府がレストランで提供される食肉類の原産国表示を義務付けたわね。これまで牛肉は対象だったけれど、新たに豚肉、羊肉、家禽(かきん)肉にも適用が拡大されたの。
セカくん: へえ、原産国表示ってスーパーとかのパッケージだけじゃなくて、レストランでも義務化されるんすね!これって何のためにやるんすか?
ボス: ふむ…背景には食の安全や消費者の信頼を高める目的があるんだろう。牛肉の表示義務はBSE(牛海綿状脳症)の影響で導入されたが、今回は農家の要望もあって、ほかの肉類にも拡大されたというわけだな。
コネ姉さん: そうね。フランスは「食の主権」を重視していて、地元の食材を保護する動きが強まっているの。特にフランス産の肉は高品質だから、表示義務を通じて国産品の消費を促す狙いもあるわね。
セカくん: なるほどっす!でも、これってレストランにとっては結構負担になりそうっすよね?表示を間違えたら罰金もあるんすか?
コネ姉さん: そうよ。義務を怠った場合、個人は1,500ユーロ(約24万円)、法人は7,500ユーロ(約120万円)の罰金が科されるの。だからレストラン側は、仕入れ先の確認やメニューの変更が必要になるわね。
ボス: ふむ…フランス料理は世界的に有名だし、観光客も多いからな。原産国表示が義務化されることで、食材の透明性が増して、海外からの信頼も高まるかもしれん。
セカくん: ですよね!でも、フランスがこういう制度を導入すると、他の国も追随する可能性があるんすかね?
コネ姉さん: 可能性はあるわね。EU全体では食品のトレーサビリティ(追跡可能性)が重視されているし、今後ほかの国でも同じような動きが広がるかもしれないわ。
ボス: ふむ…日本でも食の安全に対する関心は高いからな。こうした動きが世界的なトレンドになれば、日本の外食産業にも影響が出るかもしれん。
セカくん: ですね!フランスの動きがどこまで広がるのか、今後の展開に注目っすね!
ボス: ふむ…食の透明性が求められる時代になっているということだな。