インド統計・計画実施省(MoSPI)が12月12日に発表した2024年11月の全国ベースの消費者物価指数(CPI)は196.5ポイント(速報値)で、前年同月比5.48%の上昇にとどまった。前月10月のCPI上昇率は6.21%で、14カ月ぶりにインド準備銀行(RBI、中央銀行)の定めるインフレ率(CPI上昇率)の許容範囲(4%±2%)を超えたが、再び範囲内に収まる結果となった。


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コネ姉さん:インド統計・計画実施省が発表した2024年11月の消費者物価指数(CPI)は 196.5ポイント、前年同月比5.48%上昇にとどまったわ。前月10月は6.21%まで上昇して14カ月ぶりにRBIの許容範囲(4%±2%)を超えていたけれど、今回は再び範囲内に収まったの。
セカくん:おお、インフレが少し落ち着いてきたってことっすね。でも、食品のインフレ率はどうなんすか?
コネ姉さん:食品のインフレ率(CFPI)は9.04%で依然として高止まりしているの。特に野菜は29.33%上昇と引き続き高水準。ただ、10月の42.18%からは少し落ち着いているわね。
ボス:ふむ…都市部と農村部のインフレ率には違いがあるのか?
コネ姉さん:ええ、都市部では4.83%の上昇に対して、農村部は5.95%と高いわね。農村部の方が物価の影響を受けやすい傾向が見て取れるわ。
セカくん:RBI(インド準備銀行)の金融政策には影響しそうっすか?利下げの可能性はあるんすか?
コネ姉さん:現地報道によると、エコノミストは「2025年度第2四半期(2025年7~9月)以降、インフレが4%前後に推移」し、さらに2025年度連邦予算案が妥当な内容なら、 2025年2月に利下げが実施される可能性 があると指摘しているわ。
ボス:ふむ…今のところRBIは金利を据え置いているんだな?
コネ姉さん:その通りよ。RBIは 2024年12月上旬の金融政策決定会合 で、政策金利を6.50%に11会合連続で据え置きとしているわ。現時点ではインフレの動向を慎重に見守っている段階ね。
セカくん:なるほど!CPIは落ち着いてきたけど、食品価格はまだ課題っすね。特に農村部の影響が大きそうっす。
ボス:ふむ…RBIの金融政策と連邦予算の動向が今後の経済のカギになりそうだな。インフレ率が本当に4%前後で安定すれば、景気刺激策としての利下げも期待できるだろう。
コネ姉さん:そうね!今後の物価動向や政策の行方に注目しつつ、インフレ対策と経済成長のバランスが取れるかが重要なポイントね。