ジェトロは12月12日、「2024年度 海外進出日系企業実態調査(アフリカ編)」を公表した。アフリカ21カ国に進出する日系企業267社(20カ国、223社より有効回答)に対して、現地での活動実態に関するアンケート調査を2024年9月4~24日に実施し、取りまとめたもの。
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コネ姉さん:
ジェトロが公表した「2024年度 海外進出日系企業実態調査(アフリカ編)」、興味深い結果ね!約6割の企業が事業拡大を見込んでいて、製造業では7割近くが拡大予定というのはアフリカ市場の成長性を物語っているわ。
セカくん:
すごいっすね!営業利益の黒字企業が過去最高って、具体的にどの国が好調なんですか?
コネ姉さん:
南アフリカ共和国やエジプトが高水準を維持しているわ。それに、モロッコは前年の落ち込みから急回復したの。現地需要の増加と販売体制の強化が主な理由とされているわね。
ボス:
ふむ、アフリカ市場は魅力的だが、課題も多いと聞くが、どんな点が問題なのだ?
コネ姉さん:
一番多かったのは「規制・法令の整備と運用」に関する課題ね。行政手続きの煩雑さや政策運営の不透明さ、窓口対応のばらつきが挙げられているわ。次に「財政・金融・為替」の不安定さも指摘されているの。
セカくん:
現地での投資環境って改善してるんですか?それとも課題ばかり?
コネ姉さん:
改善は部分的に見られるけど、全体的には課題が多いわ。「インフラの未整備」が改善されたとの声もあるけど、「何も改善していない」との回答が57.5%で最多だったわ。
ボス:
地政学的な影響もあるようだが、具体的にどのような影響が出ているのか?
コネ姉さん:
イスラエルとハマスの衝突や紅海でのイエメンのフーシ派による攻撃が、輸送コストの増加や遅延を引き起こしているわ。また、ロシアのウクライナ侵攻もエネルギー価格の高騰やビジネス縮小に影響を与えているわね。
セカくん:
それでも進出企業が増えている理由って何ですか?アフリカのどこに魅力を感じているんですか?
コネ姉さん:
市場の規模と成長性が大きな魅力ね。特に、若年人口の多さや経済の成長見込みが投資を後押ししているの。進出先国やその周辺国の市場拡大を期待している企業が多いわ。
ボス:
だが、地政学的リスクや法的な課題を抱えながら、どのようにリスクを管理しているのだろう?
コネ姉さん:
現地パートナーとの協力や柔軟なサプライチェーン構築が鍵になるわね。また、リスクを分散するために複数の国や地域での事業展開を進めている企業も多いのよ。
セカくん:
製造業の企業が特に拡大しているって、どんな製品を作ってるんですか?
コネ姉さん:
自動車関連や消費財、建設資材などが主な分野ね。アフリカの成長市場に対応するため、現地生産を強化する企業が増えているわ。
ボス:
アフリカ市場の成長性を活かすためには、どのような政策支援が必要なのだろう?
コネ姉さん:
現地政府との協力で規制の整備やインフラ改善が必要ね。それに加えて、企業側も現地人材の育成や技術移転に取り組むことで、持続可能な成長が見込めるわ。
セカくん:
アフリカのポテンシャルってすごいっすね!これからの展開が楽しみっす!
コネ姉さん
その通りね!アフリカの市場がどのように発展していくのか、引き続き注目していきましょう!