フランス、EV購入補助金を大幅減額

フランス、EV購入補助金を大幅減額

フランスで、電気自動車(EV)など低公害車の新車購入、リース契約に係わる補助金制度を改正する政令(フランス語)が12月1日付の官報に掲載され、翌2日に施行された。同政令により、(1)EVの乗用車新車購入とリース契約に対する環境報奨金を減額し、(2)個人や法人向け電気小型トラックに対する環境報奨金を廃止する。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん:フランスでEVの購入補助金が12月2日から改正されたわ。補助金の額が減額され、対象が絞り込まれる形になったのよ。

セカくん:えー、補助金減っちゃうんすか!どれくらい減額されたんすか?

コネ姉さん:これまで最大7,000ユーロだったのが、低所得層向けで最大4,000ユーロ、中所得層向けで3,000ユーロ、高所得層向けだと2,000ユーロが上限になったの。結構大幅な減額ね。

ボス:ふむ…これだけ減ると、EVの購入を躊躇する人も出てきそうだな。理由は何なんだ?

コネ姉さん:財政資源を効率的に使うためね。EV以外の電動二輪車や電動自転車の補助金も廃止されて、EV購入支援に集中させる方針みたい。

セカくん:低所得世帯向けの特別なリース制度ってのもあるんすね!月額100~150ユーロで利用できるって、かなりお得じゃないっすか?

コネ姉さん:そうね。2024年に初導入されたこの制度は、2025年も再実施される予定よ。これによって約5万世帯が低価格でEVを利用できるの。

ボス:買い替え補助金が廃止されたのも気になるな。古い車を下取りして環境対応車を買う仕組みは、有効そうに思えたが…。

コネ姉さん:そこは、別のエネルギー節約証書(CEE)制度を活用した新しい資金調達プログラムで補う予定よ。国家予算に依存しない形で支援するという方向ね。

セカくん:エネルギー節約証書って、エネルギー供給者が省エネプロジェクトを推進する制度っすよね。それでEVの支援もできるのは賢いっす!

ボス:なるほど…こういった政策変更は、消費者にとっても分かりやすくしないと混乱しそうだな。

コネ姉さん:その通りね。今回の改正でも、政令公布前に発注されたEVには旧制度を適用する経過措置が設けられているわ。消費者の負担軽減を意識した設計と言えるわね。

セカくん:環境と経済のバランスをとるのって大変っすね。これからどんな効果が出るか、注目したいっす!

ボス:フランスの政策を参考にして、日本でもEV普及をさらに進める方法を考えたいものだな。

コネ姉さん:そうね。EVの補助金は、環境政策の中で重要な位置を占めているわ。今後も各国の動きを注視していきましょう!

セカイコネクトアカデミーオンライン

記事を”読む”

ニトリ、ムンバイにインド1号店を開業

ニトリ、ムンバイにインド1号店を開業

ニトリホールディングスは12月20日、インド西部の商都ムンバイに同国1号店を開業した。店舗はムンバイ郊外のガートコパールにあるショッピングモール「Rシティー」に入居し、日本人駐在員が多く暮らすポワイ地区からも比較的アクセ […]