マレーシア東海岸をレアアースハブに、ECERDCがセミナー開催

マレーシア東海岸をレアアースハブに、ECERDCがセミナー開催

マレーシアの東海岸経済地域開発協議会(ECERDC)は11月28日、クアラルンプール市内で「ネットゼロの推進:ECERにおける排出削減困難(Hard-to-Abate)産業への機会」と題したセミナーを開催した。ECERが強みを持つレアアースにつき、産業概要や事業の進展状況を紹介した。マレーシア政府と日本企業との連携強化を模索すべく、在マレーシア日本企業も登壇した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん: マレーシアの東海岸経済地域(ECER)で、レアアースを中心とした産業推進セミナーが開かれたわね。ネットゼロ実現に向けた取り組みとして重要な内容よ。

セカくん: レアアースって、何に使われるんですか?よく名前は聞きますけど…。

コネ姉さん: レアアースは電気自動車のモーターや再生可能エネルギー技術に欠かせない材料ね。ネオジムやジスプロシウムなど、ハイテク産業で使われるの。

ボス: ふむ、しかしマレーシアがこれほどの埋蔵量を持っているとは知らなかったな。

コネ姉さん: そうね。マレーシアの埋蔵量は1,610万トン、約12兆円相当とも言われているわ。特にECERは採掘地としても有望視されているの。

セカくん: それで、日本企業も関わっているんですね!どんな協力が行われているんですか?

コネ姉さん: 例えば、豊田通商が下流開発の実績を紹介していたり、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)がレアアース開発に取り組んでいたりね。技術協力や投資が期待されているのよ。

ボス: しかし、レアアースは採掘だけでは済まないだろう?下流の処理技術が課題ではないか?

コネ姉さん: その通りね。ASEAN全体で下流処理のバリューチェーンが発展途上なの。だからこそ、日本や他国の技術協力が重要視されているのよ。

セカくん: 技術協力だけじゃなく、CCUS(二酸化炭素回収・利用・貯留)にも力を入れているみたいですね!これもネットゼロ実現に関係しますか?

コネ姉さん: そうよ。マレーシアは高度なCCUS技術とサプライチェーンを備えた国際企業にとって魅力的な場所とされているわ。地域のバランスを保ちながら開発を進めているのも特徴ね。

ボス: バランスを取るとは、東西海岸で役割を分けているということか。

コネ姉さん: ええ、西海岸のクラスターを維持しつつ、東海岸の開発を強化しているわ。脱炭素化への挑戦も重要な柱になっているの。

セカくん: 日本企業としても、こうした取り組みにどんどん参加して、ネットゼロへの貢献を目指したいですね!

ボス: 確かに。環境と経済を両立する取り組みは、これからの国際ビジネスの鍵になるというわけだな。

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