6月のインフレ率は5.08%上昇、野菜価格が高騰

6月のインフレ率は5.08%上昇、野菜価格が高騰

インド統計・計画実行省(MoSPI)が7月12日に発表した2024年6月の全国ベースの消費者物価指数(CPI)は190.2ポイント(速報値)で、前年同月比5.08%上昇した。インド準備銀行(RBI、中央銀行)はインフレ率の中期目標値を4%(±2%)と設定しており、2023年9月以降、RBIの許容範囲内で推移している。

引用元 JETRO:ビジネス短信

セカくん: ボス、インドの消費者物価指数(CPI)が発表されました。2024年6月のCPIは190.2ポイントで、前年同月比5.08%上昇したそうです。

ボス: ふむ、インフレ率が5.08%か。インド準備銀行(RBI)の目標値は4%(±2%)だったな。どの品目がインフレ率を押し上げたんだ?

セカくん: 消費者物価の半分近くを占める食品のインフレ率が9.36%で、全体を押し上げています。特に野菜の価格が29.32%上昇していて、前月の27.33%からさらに上昇しています。

ボス: 野菜の価格が大きく上昇しているのは、何か理由があるのか?

コネ姉さん: インド北部を襲った熱波や洪水の影響が大きいとされていますわ。これが野菜の価格を押し上げた要因ですね。

ボス: 都市部と農村部ではインフレ率に違いがあるのか?

セカくん: はい、都市部のインフレ率は4.39%で、農村部は5.66%です。農村部の方がやや高いですね。

ボス: モンスーンの進展次第で野菜の価格が落ち着くとの見方もあるが、今後のインフレについては不透明だということだな。

コネ姉さん: その通りですわ。適切な降雨量があれば、野菜価格は2~3カ月で落ち着くと予想されていますが、インフレの高まりが一時的なものかどうかは見極めが必要ですわね。

ボス: インドの経済は農業に大きく依存しているから、天候が価格に与える影響は大きいんだな。

コネ姉さん: そうですわ。天候が農産物の価格に直結するため、インフレのコントロールには農業政策と気象条件の影響を注視する必要がありますわ。

セカイコネクトアカデミーオンライン

記事を”読む”

シンガポールのSWITCH2024に福岡ブース出展、8社参加

シンガポールのSWITCH2024に福岡ブース出展、8社参加

シンガポール企業庁が主催するスタートアップ展示会「シンガポール・ウイーク・オブ・イノベーション・アンド・テクノロジー」(SWITCH)が10月28~30日に同国で開催された。ジェトロは福岡市、福岡地域戦略推進協議会と福岡 […]