コネ姉さん
それはこういうことなのよ！フランス国民議会の選挙の決選投票が7月7日に行われ、左派連合「新民衆戦線（NFP）」が182議席を獲得して最大勢力となったわ。エマニュエル・マクロン大統領を支持する中道の与党連合は165議席にとどまり、第2勢力に後退したの。

セカくん
すごい！「国民連合（RN）」の結果はどうだったんですか？

コネ姉さん
極右の「国民連合（RN）」は143議席を獲得したわ。改選前の89議席から大幅に増やしたけど、当初の予測からは大幅に議席を減らしたの。国民の極右政権への根強い忌避感が影響したと見られるわね。

ボス
ふむ…左派連合のリーダー、メランション氏はどう言っているんだ？

コネ姉さん
ジャン＝リュック・メランション氏は、マクロン大統領は敗北を認め、最大勢力となった左派連合NFPに国を統治させるべきだと訴えたわ。NFPが公約した政策プログラム、例えば年金制度改革の撤廃や生活必需品の価格凍結、最低賃金引き上げなどを2024年夏にも政令で施行する方針を示したの。

セカくん
これってどういうこと？与党連合のガブリエル・アタル首相はどう対応するんですか？

コネ姉さん
アタル首相は選挙後の慣例に従い、マクロン大統領に辞表を提出する意向を表明したわ。ただし、マクロン大統領はパリ五輪の開催を踏まえて国の安定を確保するため、アタル首相に暫定的に首相にとどまるよう求めたの。

ボス
なるほど…次期首相の任命はどうなるんだ？

コネ姉さん
NFP、与党連合、RNのいずれも単独過半数に達していないから、次期首相の任命は難航することが予想されるわ。今後の政治情勢がどうなるか注目ね。