IMF理事会は6月24日、バングラデシュ政府に対する総額47億ドル(期間42カ月)の拡大クレジットファシリティー(Extended Credit Facility:ECF)などによる融資(2024年5月24日記事参照)に係る第2回公式審査の完了を発表した。審査の完了は同融資の3回 目の払い込み(約11億4,800億ドル、注1)の承認を意味し、これによって累計約22億9,500万ドル

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セカくん: IMFがバングラデシュに対して47億ドルの融資を行っているって聞いたんですけど、これってどういうことなんですか?
コネ姉さん: そうなのよ。IMFはバングラデシュに対して47億ドルの拡大クレジットファシリティー(ECF)を通じて融資を行っているの。期間は42カ月で、今回の第2回公式審査が完了したことで、3回目の払い込みが承認されたの。これで累計約22億9,500万ドルが支払われることになるわ。
ボス: ふむ…なんでバングラデシュにこんな大きな融資が必要なんだ?
コネ姉さん: バングラデシュは外的な要因も含めて経済環境が厳しいの。IMFの副専務理事、アントワネット・モンショー・セイエ氏も、バングラデシュ政府が必要な政策措置や構造改革を確約していることを評価しているのよ。そのため、融資プログラムは順調に進んでいるんだって。
セカくん: 政府は具体的にどんな政策を取っているんですか?
コネ姉さん: 例えば、変動相場制への移行が挙げられるわ。これはIMFも歓迎している取り組みで、為替相場制度の定期的なレビューが重要なんだって。また、金融・財政政策の引き締めを続けることでインフレ抑制にも努めているの。
ボス: インフレが問題なのか?
コネ姉さん: そうよ。インフレ圧力が強まるとさらなる金融政策の引き締めが必要になるわ。予測では、2023/2024年度のインフレ率が9.4%から翌年度には7.2%に低下する見込みなの。
セカくん: 外貨準備高についても話がありましたよね?
コネ姉さん: その通り。IMFは2024/2025年度末の外貨準備高を233億ドル、翌年度末には321億ドルと予測しているわ。これは輸入額の約3.1カ月分相当まで回復する見込みなの。
ボス: ふむ、経済成長の見通しはどうなんだ?
コネ姉さん: 2023/2024年度の実質GDP成長率は5.4%から翌年度には6.6%に回復する見込みよ。輸出増を支える原材料の輸入増や外貨準備高の減少圧力の低下がその理由として挙げられているの。
セカくん: バングラデシュがこうして経済的に安定していくのは、地域全体にも良い影響を与えそうですね!
コネ姉さん: その通りよ。IMFのサポートとバングラデシュ政府の努力が実を結ぶことを期待したいわね。
ボス: まあ、仕方ないな。これからも注目して見守っていこう。