OPECプラスに加盟しているサウジアラビア、ロシア、イラク、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、カザフスタン、アルジェリア、オマーンの8カ国は5月3日、自主的追加減産の段階的廃止を4月1日から行っていることに関して、6月の生産量を5月の要求生産水準から日量41万1,000バレル増加することを決定した。

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コネ姉さん:
OPECプラスの主要8カ国が、6月に日量41万1,000バレルの増産を決定したのは注目ね。これで2カ月連続の増産ですわよ。
セカくん:
これって、原油価格が下がってるのにさらに増産って…逆効果じゃないっすか?何か意図があるんすか?
コネ姉さん:
鋭いわね。実は価格回復というより、シェア維持と財政安定が狙いですのよ。減産で失った市場を徐々に取り戻したい意図があるわ。
ボス:
ふむ…でも価格が59ドル台まで下がってるというのは驚きだな。コロナのとき以来じゃないのか?
コネ姉さん:
その通りですわ。2021年4月以来の水準で、世界的な需要の鈍化や在庫の積み上がりが要因ね。供給過多の懸念も大きいわ。
セカくん:
ってことは、今後もっと下がる可能性もあるってことっすか?それとも底打ちっすか?
コネ姉さん:
OPECプラスは市場を見ながら毎月会合して調整を図る方針だから、大幅な下落は抑えたいはず。でも、地政学リスク次第ね。
ボス:
しかし、減産から増産に転じたことで、また需給のバランスが崩れる可能性はあるな。大丈夫かね?
コネ姉さん:
確かにリスクはあるけど、今回の増産は段階的で計画的なもの。いきなりフル生産に戻すわけではないから、慎重ですわ。
セカくん:
産油国にとっては、価格よりも生産量で収入を確保したいって背景もあるっすよね。特にロシアとかサウジは。
コネ姉さん:
そうね、特にロシアは制裁の影響で西側市場が厳しいから、中国・インドなど新たな需要地に供給を集中しているわ。
ボス:
なるほどな…それにしてもOPECプラスの調整って、各国の利害が絡んで大変そうだ。
コネ姉さん:
その通り。だからこそ毎月会合を開いて、細かく調整してるの。次は6月1日の会合で7月の方針が決まる予定ですわよ。
セカくん:
となると、今後の価格はOPECプラスの判断とアメリカのシェール動向にも左右されるっすね。注目したいっす!
コネ姉さん:
ええ、特にエネルギー輸入国にとっては、原油価格の変動が経済に直結するから要チェックですわね!