第1四半期のGDP成長率は6.93%も、今後の経済成長は不透明感高まる

第1四半期のGDP成長率は6.93%も、今後の経済成長は不透明感高まる

ベトナム統計総局は4月6日、2025年1四半期(1~3月)の実質GDP成長率(推計値)を前年同期比6.93%と発表した。7.55%だった前四半期(2024年10~12月)と比べ伸び率がやや減速したものの、安定した成長をみせた。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん:2025年1~3月期のベトナムのGDP成長率が6.93%、これは東南アジアでも高水準ですわね!農業・製造業・サービス業がバランス良く成長しているのがポイントですの。

セカくん:やっぱり製造業の9.28%成長がすごいっす!でも、PMI(購買担当者指数)では低調ってのが気になります…これって先行きに不安があるってことっすよね?

ボス:ふむ…実際には数字は伸びているが、受注や在庫の調整が始まっているかもしれんということか。それでPMIが下がるわけだな。

コネ姉さん:そうですね、2月までは50を割り込んでいて、3月にようやく50.5と改善傾向ですけど、まだ本格回復とまでは言えない状況ね。

セカくん:それにしてもサービス業の成長が強いっすね!特に業務サービスが12.57%成長って、外資系企業の活発化とかも関係してそう!

ボス:だが、アメリカの関税政策…これが響いてくるのではないか?ベトナムは輸出依存型だからな。

コネ姉さん:その通りですわ。もし相互関税が46%に設定されれば、GDPが最大3ポイント減少するという予測もありますもの。政府目標の8%成長は厳しいかもしれません。

セカくん:逆に関税が20~25%程度なら影響は軽微で済むってことですよね?0.5~1ポイントの下振れなら、まだ希望があるかもっす!

ボス:ふむ…米国向け輸出が多い分、サプライチェーンの移転や市場の多角化が急務というわけか。

コネ姉さん:ええ、例えばEUや日本、インドとのFTAを活用して、新市場開拓を進める必要がありますわね。

セカくん:今後もPMIや米中関係、関税交渉の動向がベトナム経済のカギを握るってことっすね!わくわくしてきた!

ボス:まあ、楽観だけではいかんが、ポテンシャルの高い国だというのは確かだな。引き続き注目だ。

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