2025年連邦予算、国防費が大幅増、社会保障、経済対策は削減

2025年連邦予算、国防費が大幅増、社会保障、経済対策は削減

2025年のロシア連邦予算が12月1日に成立した。11月30日付連邦法第419-FZ号「2025年の連邦予算と、2026年、2027年の連邦予算計画について」にウラジーミル・プーチン大統領が署名したことによるもの。歳入は40兆2,961億ルーブル(約60兆4,442億円、1ルーブル=約1.5円)、歳出は41兆4,695億ルーブルで、1兆1,734億ルーブルの財政赤字を見込み、2022年から4年連続で赤字になる見通しだ。2026年、2027年の予算計画でも赤字を見込んでいる。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん:2025年のロシア連邦予算が成立しましたわね。この中で注目すべきは4年連続の財政赤字と、防衛費が歳出の32.5%を占めるという異例の規模ですわ。国防費が13兆4,900億ルーブルに達するのは初めてのことですもの。

セカくん:防衛費が急増した背景ってなんなんですかね?あと、社会政策の支出が28.1%も減ったのって国民に影響ないんですか?

ボス:ふむ…国防費の拡大は安全保障の強化を示しているのかもしれんが、社会政策が減るのは生活への影響が心配だな。

コネ姉さん:防衛費の急増は、地域紛争への対応や軍備拡張の必要性が関係していると考えられますわね。一方、社会政策や国民経済への支出削減は、財政赤字の影響を抑えるためでしょうけれど、国民生活にしわ寄せが出る可能性がありますわ。

セカくん:それで財政赤字はどうやって補填するんですか?毎年3兆ルーブル以上の国債発行を見込んでいるって話でしたけど、リスクはないんですか?

ボス:国債発行が続けば利払いが膨らむし、将来の財政運営に影響が出るかもしれんな。国民福祉基金からの補填が減るのも気になるな。

コネ姉さん:その通りですわ。国民福祉基金からの補填が縮小された結果、赤字補填は国債発行に依存する形になっています。これが長期的には財政の安定性を損なうリスクがありますの。

セカくん:防衛費の増加と財政赤字の連続が、経済全体にどう影響するかも気になりますね。投資や経済成長に悪影響を及ぼしたりしないんですか?

コネ姉さん:確かに、経済政策の支出が前年比10.2%減少しているのは成長の原動力を削いでしまう懸念がありますわね。バランスの取れた支出が必要ですわ。

ボス:ふむ…経済の立て直しをどう進めるかが課題だろうな。ロシア政府がこれをどう克服するのか注視が必要だな。

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