パキスタン政府、IMFから約70億ドルの追加融資を獲得
IMF理事会は9月25日、パキスタンへの約70億ドルの追加融資プログラム〔拡大信用供与措置(EFF)、期間37カ月〕を承認した。当該プログラムによる第1弾の融資(約10億ドル)は、間を置かずに実施することが見込まれている。
パキスタン政府は、2024年4月にIMFからの30億ドルのつなぎ融資が終了して以降、マクロ経済のさらなる安定化に向けて、IMFと新たな融資プログラムの適用に
引用元 JETRO:ビジネス短信


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セカくん:おお、IMFがパキスタンに70億ドルの追加融資を決めたんすね!これって、パキスタンの経済にとってどんな意味があるんすか?
コネ姉さん:そうね、セカくん。IMFの追加融資はパキスタンにとって非常に大きな助けになるわ。この融資によって、政府は財政・金融政策を強化して、経済の安定化を進めることができるの。具体的には、税収を増やすための改革や、国営企業の管理改善などが計画されているわね。
ボス:ふむ、増税とか免税措置の削減とか言っていたが、それで経済が安定するのか?国民の反発もありそうだが…。
コネ姉さん:確かに、増税は一般市民や企業にとって負担になることが多いわね。でも、パキスタンは今まで税基盤が非常に弱く、特に富裕層や農業分野に十分な課税が行われていなかったの。今回のプログラムでは、所得税の徴収強化や農業所得税の導入を進めることで、財政を健全化し、IMFからの支援を受けるための基礎を整える狙いがあるの。
セカくん:農業分野に税をかけるのは、今まであまり進んでいなかったんすね。だけど、こういうのってうまく進むのかな?何かリスクはないんすか?
コネ姉さん:良い質問ね、セカくん。税収を増やすには制度の整備が必要だけど、過去には制度の定着が難しかったという問題もあったわ。IMFも半年ごとにレビューをして、目標が達成されなければ厳しい改善要求が出される可能性があるの。だから、透明性を持って公平に税を徴収することがとても重要になってくるわね。
ボス:ふむ…。企業側としても、公平性が保たれないと困るだろうな。日系企業もその点を懸念しているようだが、パキスタン政府はうまくバランスを取れるのかね。
コネ姉さん:そうなの、ボス。現地の日系企業からは、税制度の整備と経済の安定化には期待しているけど、一部の特定の業種や企業形態に偏った徴税が行われることを懸念しているのよ。公平で透明性のある対応が求められるわね。
セカくん:IMFの融資って一括で出るんじゃなくて、段階的に行われるんすよね?つまり、パキスタン政府がちゃんと約束を守らないと、次の融資は出ないってことっすか?
コネ姉さん:その通りね、セカくん。IMFは半年ごとにプログラムの進捗をチェックして、政策目標が達成されているかどうかを評価するの。それに基づいて融資が進むから、パキスタン政府としては改革をしっかり進めていく必要があるの。
ボス:つまり、パキスタンにとっては試される期間が続くというわけだな。改革がうまくいけば、経済が安定し、日系企業も安心して活動できるかもしれんが、失敗すればさらに厳しい状況に陥るだろう。
コネ姉さん:まさにその通りね、ボス。経済の安定化には時間もかかるし、課題も多いけれど、IMFのサポートを活かしてうまく改革が進むことを期待したいわね。