英国の第2四半期GDP成長率は前期比0.6%、サービス業が牽引

英国の第2四半期GDP成長率は前期比0.6%、サービス業が牽引

英国国家統計局(ONS)の8月15日付発表によると、英国の2024年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率は前期比0.6%だった(第1次速報値、添付資料表と図参照)。2024年は第1四半期(1~3月)の0.7%(前期比、改定値)に続いて2期連続のプラス成長となった一方、8月1日に発表されたイングランド銀行(中央銀行)の予測を0.1ポイント下回った。

引用元 JETRO:ビジネス短信

セカくん イギリスの2024年第2四半期のGDP成長率が前期比0.6%だったんすね。2期連続でプラス成長を続けてるけど、第1四半期から少し減速したみたいっすね。

コネ姉さん そうね、第2四半期もプラス成長が続いているのは良いニュースですが、成長率は前期の0.7%から0.6%にわずかに減少していますわ。イングランド銀行の予測を0.1ポイント下回ったのも少し気になるポイントね。

ボス ふむ、家計支出や政府支出が増えているのはいいことだが、製造業が減少しているのが響いたのかもしれんな。特に、自動車やテキスタイル産業の不調が目立つようだ。

コネ姉さん そうですわね。特に製造業では、輸送機器の減少が目立ちます。電気自動車(EV)の生産設備の変更やサプライチェーンの問題が影響しているようです。一時的な要因が多いとはいえ、製造業の減少がGDP成長にブレーキをかけた形になっていますわ。

セカくん でも、サービス業が引き続き好調っすね。特に科学研究・開発が11.0%も成長したって、これはすごいっす!イギリスの強みを発揮している感じっすね。

コネ姉さん その通りですわ。サービス業、特に科学技術分野の成長はイギリス経済にとって非常に重要です。研究開発の分野での成長が続けば、長期的に見てもイギリス経済を支える柱になるでしょう。

ボス ただ、6月の単月ではサービス業が少し停滞しているようだな。医師のストライキや小売業の減少が影響しているのか。

コネ姉さん そうですわね。サービス業は全体的には好調ですが、6月は若手医師のストライキなどの一時的な要因で少し足踏みしました。それでも、鉱工業や建設業がそれを補っているので、大きな問題にはなっていませんわ。

セカくん インフレ率も2%台を維持しているみたいっすね。エネルギーや食料品価格の高騰が落ち着いてきてるのはいいことっすね。

コネ姉さん そうね、インフレ率が2%台に落ち着いているのは良い兆候です。特にレストランやホテルのインフレ率が低水準になっているのは、消費者にとってもプラス要素ですわ。ただ、住宅関連のコストが上昇しているので、引き続きインフレの動向には注意が必要ですわ。

ボス 経済が少しずつ回復しているというわけだな。ただ、製造業やインフレの動向にはまだ油断できないということだな。

コネ姉さん そうですわね。引き続き、イギリス経済の動向に注目していきましょう。

セカイコネクトアカデミーオンライン

記事を”読む”