米国調査会社のロジウム・グループは7月23日、米国の温室効果ガス(GHG)排出量の予測を発表した。2023年の排出量は2005年比で18%減少したとした上で、インフレ削減法(IRA)やインフラ投資雇用法(IIJA)、排出量削減を目的とした各種連邦規制、州レベルでの取り組みを含む現在の政策などを基に、2035年までのGHG排出量予測を行っている。

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セカくん: 米国の温室効果ガス(GHG)排出量が2035年までにどれくらい減少するのか予測が発表されたんだね!どういう見通しなの?
コネ姉さん: ロジウム・グループの予測では、2023年の排出量は2005年比で18%減少しているわ。2030年には32~43%減、2035年には38~56%減となる見込みよ。バイデン政権の目標には届かないけれど、IRAやIIJAなどの政策で大きく前進しているの。
ボス: ふむ…どの部門が特に排出量を減らしているんだ?
コネ姉さん: 現在最もGHG排出量のシェアが大きい輸送部門では、EVの販売が増えて2035年には2023年比で22~34%減少するわ。電力部門では風力や太陽光、原子力の拡大で42~83%減少する見込みよ。産業部門でもメタンガス排出量の減少などで2~15%減少するの。
セカくん: すごい!でも、課題もあるんだよね?
コネ姉さん: そうね。電力需要の急増が予想されるわ。自動車の電動化やデータセンターの需要増加が要因で、2035年の電力需要は2023年比で24~29%増になる見込みなの。それに送電網の整備が遅れると、再生可能エネルギーの導入が制限される可能性もあるわ。
ボス: ふむ…他にもリスクはあるのか?
コネ姉さん: はい、司法面や政治面での不確実性もリスクとして挙げられているわ。規制の強化に依存している部分が大きいから、連邦最高裁判所の判決や政権交代によって規制が撤回される可能性があるの。また、11月の大統領選挙で共和党が政権を取ると、IRAの重要部分が弱体化するかもしれないわ。
セカくん: なるほど、課題やリスクも多いけど、それを克服してGHG排出量を減らしていくことが重要だね。これからの動向に注目しよう!