米国のバイデン政権が7月2日に発表した、CHIPSおよび科学法(CHIPSプラス法)に基づく助成金を提供する国内12カ所のテックハブ(2024年7月3日記事参照)の1つに、フロリダ州の「南フロリダ気候対応テックハブ(South Florida ClimateReady Tech Hub)」 が選定され、1,950万ドルの助成が決まった。
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セカくん: バイデン政権がCHIPSおよび科学法に基づく助成金を提供するテックハブに、フロリダ州の「南フロリダ気候対応テックハブ」が選ばれたって聞いたんですけど、これはどんなプロジェクトなんですか?
コネ姉さん: そうね、このテックハブはフロリダ州マイアミデイド郡が主導しているプロジェクトで、31の組織がコンソーシアムとして参加しているの。例えば、フロリダ国際大学(FIU)や防潮堤を製造するスタートアップのワンプリントなどが参加しているわ。さらに、マイアミビーチ市や著名なアクセラレーターのテックスターズなどもパートナーとして名を連ねているのよ。
ボス: ふむ…このプロジェクトの目的は何だ?
コネ姉さん: 主な目的は、気候変動対策技術の開発と展開ね。具体的には、湿度の高い環境に対応した次世代エネルギー・マネジメント・システムの活用や、先進的なセメントを使ったインフラの開発、沿岸部のグリーン・グレーインフラの構築などが含まれているの。
セカくん: 助成金の使い道はどうなっているんですか?
コネ姉さん: 助成金の総額は1,950万ドルで、そのうち1,000万ドルはFIUが受け取る予定よ。この資金は超高性能コンクリート技術の開発に使われる予定で、コンクリートの耐久性向上やCO2排出量削減、さらにはCO2吸収スポンジへの転換を目指しているの。
ボス: なるほど、他にも何か取り組んでいることはあるのか?
コネ姉さん: はい、労働力開発プログラムも重要な取り組みの一つよ。多様なグループに対して、資格取得や研修、実習を通じてキャリアパスを提供する予定なの。
セカくん: マイアミデイド郡の郡長が何かコメントしていましたか?
コネ姉さん: はい、ダニエラ・レビン・カバ郡長は「南フロリダがテックハブに指定されたことは、気候問題解決でわれわれの世界的リーダーシップを強調するものだ」と述べているわ。南フロリダは気候変動に関連する特許権の2%を生み出していて、国立ハリケーンセンターを含む米国海洋大気庁とのパートナーシップなど、気候変動対策において優位性がある地域なのよ。
ボス: ふむ、地域全体が積極的に取り組んでいるのか。これからも注目していきたいな。
コネ姉さん: その通りね。このプロジェクトは地域の気候変動対策技術の発展にとって非常に重要だから、今後の展開に期待したいわ。
セカくん: 本当に面白いですね!僕もこうしたプロジェクトに関わってみたいです。