インド政府は5月9日、WTOに対して、米国による鉄鋼・アルミニウム製品を対象にした追加関税はセーフガード(緊急輸入制限)措置に当たると通報した。また、当該措置はインドの貿易に有害な影響を与えるとし、WTOセーフガード協定8条で定められる対抗措置として、米国原産品に対する輸入関税の引き上げを提示した。WTOが5月12日に発表した。


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コネ姉さん: インドがWTOに米国の鉄鋼・アルミ追加関税を「セーフガード措置」と通報したのは重要な動きですわね。対抗措置も検討中ですの。
セカくん: これって、対抗措置で米国産品の関税上げるってことっすか?具体的にどんな品目が対象になるんすか?
ボス: ふむ…具体的な品目はまだ出てないのか。税収の規模感だけ示されてるんだな。
コネ姉さん: そうですわ、米国側の関税でインド輸出76億ドル分が影響、税収は約19億ドル。インド側は同規模の税収を見込んでるわけね。
セカくん: セーフガードってそもそも何っすか?アンチダンピングとどう違うんすか?
ボス: セーフガードは緊急輸入制限で、一時的な国内産業保護策だ。アンチダンピングは不当廉売対策…だったはずだな。
コネ姉さん: その通りですわ。さらに重要なのはWTOの手続き、今回は12条3項のコンサルテーションが未実施とインド側は主張してる点ですの。
セカくん: でも同時にBTA交渉も進めてるって、不思議な感じっすね。対立と協力が同時進行っすか?
ボス: 政治・外交はそんなもんかもしれん。対立する課題と協調する課題は分けて交渉するというわけだな。
コネ姉さん: そうね、BTA交渉は関税撤廃・貿易促進を目指す一方、WTO問題は法的枠組みの是正。両輪で動かしてるのですわ。
セカくん: 日本企業にとって、この摩擦ってどんな影響があるっすか?サプライチェーンとか大丈夫なんすか?
ボス: 鉄鋼・アルミの国際供給網、特に米印間の緊張は波及する可能性があるな。間接影響に要注意だ。
コネ姉さん: その通りですわ。特に多国籍企業やインド拠点から米国向けの輸出を行う企業はリスク管理が必要。SEO的には「米印貿易摩擦」「対抗関税」が注目キーワードね。
セカくん: 最後に、この問題って長引きそうっすか?それともすぐ解決の方向なんすか?
コネ姉さん: WTOの場は時間がかかるけれど、並行するBTA交渉の進展次第では緩和の可能性も。動向を注視する価値がある案件ですわ!