メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領は4月28日の記者会見で、メキシコ移民の米国経済への貢献について言及した。同大統領は、彼らが得た収入のうち、本国に送金されているのは20%程度で、残りの80%は貯蓄や消費、税金といったかたちで米国内にとどまっていると説明した。

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コネ姉さん:シェインバウム大統領の発言、移民=脅威というレッテル貼りに対する明確な反論でしたわね。経済貢献の数字をしっかり提示するあたり、非常に戦略的なメッセージですわ。
セカくん:すごいっす!メキシコ移民がアメリカ経済に7,810億ドルも貢献してるなんて…それに税金もしっかり払ってるっていうの、印象変わるっす!
ボス:ふむ…「収入の80%はアメリカにとどまっている」という話も興味深いな。つまり、移民は本国だけでなく米国内の経済も支えているというわけだ。
コネ姉さん:ええ、酪農や建設、食肉加工など“インフラ労働”の大部分を担っているのも重要ポイントね。これで「労働を奪っている」とは言えないですわ。
セカくん:しかも犯罪率が米国民より60%低いって…すごいデータっす!映画やテレビの描き方って、けっこう偏ってたんすね…。
ボス:ふむ、今回の発表には、米国の世論や政策判断を事実で揺さぶる狙いがあるというわけだな。
コネ姉さん:さらに重要なのは、関税との結びつきですわ。3月からの25%追加関税の背景に「不法移民対策の不十分さ」があるとする米国側に対して、メキシコ側は「合法・実働の移民」の存在を強調し、制裁の正当性を揺さぶっているの。
セカくん:政治ってこういう“数値での反論”が効くんすね!メキシコ側の情報発信、めっちゃ戦略的っす!
ボス:だが、この緊張状態が続けば、USMCAを巡る摩擦も再燃しかねんな。日系企業にとっても無関係ではないだろう。
コネ姉さん:その通りですわ。サプライチェーンの要であるメキシコ市場は、政治・貿易・移民の複雑な三重構造に直面していますの。慎重な注視が必要ですわね。