米国で自動運転デリバリー車を開発するスタートアップ、ニューロ(本社:カリフォルニア州マウンテンビュー)は4月15日、数週間以内に日本での走行テストおよびデータ収集を開始すると発表した。同社にとって初の海外展開となり、日本特有の交通環境に対応した自律走行技術の改良、適応を目的としている。テストでは、交通状況や道路構造などのデータが収集される。

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コネ姉さん:自動運転スタートアップのニューロが、ついに日本でテスト走行を始めるんですのよ。これは同社にとって初の海外展開で、日本市場への本格進出の足がかりですわね!
セカくん:うわっ、わくわくする!ニューロって配送用の自動運転車を作ってる会社っすよね?なんで今、日本なんすか?
コネ姉さん:日本は複雑な交通環境と高密度な都市構造があるので、自動運転AIのテストには理想的なんですのよ。課題が多い分、学習データも豊富に得られるんですわ。
ボス:ふむ…でもアメリカでやってるなら、わざわざ日本に来なくてもよさそうだが?
コネ姉さん:それが違うんですの。アメリカと日本では道路の幅、標識、信号の位置、運転マナーまで全部違いますから、国ごとに最適化が必要ですのよ。
セカくん:第4世代のニューロ・ドライバーって、どのくらい進んでるんすか?レベル4ってかなり高度っすよね!
コネ姉さん:ええ、レベル4は限定区域で完全自動運転が可能な段階ですわ。人の関与なしで走れるのは、技術的にもかなり先進的ですのよ。
ボス:そもそもその「プリウスに搭載」っていうのは、車そのものを売るんじゃなくて技術提供ってことか?
コネ姉さん:おっしゃる通りですわ。今のニューロは車体ではなく「自動運転ソフトとシステム」を提供するB2Bモデルにシフトしているんですのよ。
セカくん:ソフトバンクとかトヨタも出資してるんすね!ってことは、日本市場への本気度も高そうっす!
コネ姉さん:そうですわ。ウーブン・キャピタルが最初の投資先に選んだことも象徴的ですし、ソフトバンクは9億ドル以上出資していて深く関わってますのよ。
ボス:最近ウェイブって企業も名前をよく聞くが、あそこもライバルになるのか?
コネ姉さん:そうですわね。イギリス発のウェイブは日産とも連携していて、同じく横浜に拠点を開設。完全自動運転ソフトの競争が日本で本格化しそうですわ。
セカくん:それぞれがAIで「学習」していくなら、日本で早くテスト始めた企業が有利ってことっすか?
コネ姉さん:データが命の分野ですから、早く現地環境に慣れたAIの方が精度も高くなりますわ。まさに「先に学んだ者勝ち」なんですのよ。
ボス:まぁ、便利そうだが…事故とかリスクはどうなんだ?
コネ姉さん:リスク管理も開発の核心部分ですわ。だからこそまずは手動走行でデータ収集し、安全性を高めてから本格運用に移行する段階的アプローチを取ってるんですの。
セカくん:いや~これ、日本の物流とか買い物スタイル、ガラッと変えちゃいそうっすね!
コネ姉さん:そうですわ。ラストマイル配送の効率化はECや小売りにも直結しますし、地域によっては高齢化対策にもなりますのよ!