カナダ政府は4月3日、米国による自動車・同部品の米国輸入に対する25%の追加関税の発動を受け、米国から輸入する自動車に対する25%の追加関税の賦課を発表した。

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コネ姉さん:トランプ政権の25%自動車関税に対して、カナダが報復関税を発動しましたわ。両国間の緊張が一気に高まってますの。
セカくん:うわっ、これ本格的な貿易戦争の様相じゃないっすか?しかも25%って業界にはキツすぎっす!
コネ姉さん:その通り。カナダはCUSMA(旧NAFTA)非準拠の車や部品に25%課税。これにより得られる税収約20億カナダドルは労働者支援に使うとしていますわ。
ボス:ふむ…報復とはいえ、労働者保護もセットで進めるのは現実的な対応だな。カーニー首相の発言にも危機感がにじんでる。
コネ姉さん:ええ。彼は「最大限の影響を米国に、最小限の負担をカナダに」という方針を明確にした上で、選挙後の交渉意欲も示してるわ。
セカくん:ステランティスの工場も止まってるってニュース見たっす!3,200人が影響を受けてて、すでに深刻な状況ですね…
コネ姉さん:しかもこれが波及して、米国内の工場でも900人が一時解雇。カナダと米国のサプライチェーンは超密接だから、どちらも損失を被ってるの。
ボス:自国産業を守るはずが、結局は自国の雇用も失ってるわけか。これは皮肉だな…。
コネ姉さん:さらに、テスラのように中国部品を多用する企業にも影響が出るとの分析も出ていて、米国企業にもリスクが及ぶのよ。
セカくん:報復関税って、相手だけじゃなく自分にも返ってくるってことを改めて感じるっすね…。
コネ姉さん:その通り。6〜7%の利益率で動いてる自動車業界に25%の関税は致命的。製造業の根幹を揺るがす政策ですわ。
ボス:こういう時、国際協定ってどう機能するんだ?CUSMA(USMCA)の中に解決の道はないのか?
コネ姉さん:そのあたりが今後の交渉の焦点ですわね。CUSMAの規定違反かどうかを巡って法的な争いに発展する可能性もあるわ。
セカくん:じゃあ、選挙後にカナダがどこまで交渉力を発揮できるかがカギになりそうっすね!