トランプ大統領が3月26日に発表した1962年通商拡大法232条(以降、232条)に基づく自動車・自動車部品への追加関税措置について、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)のサイドレターの内容が今でも有効であり、メキシコ製については、一定水準までは追加関税が課されないと解釈する識者がいる。

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コネ姉さん:
今回のトランプ前大統領による232条関税措置、メキシコ製自動車と部品に関しては2018年のUSMCAサイドレターが鍵になりますわね。あの時の約束がまだ有効なら、メキシコ製には一定の除外枠があることになりますの。
セカくん:
年間260万台の乗用車と1,080億ドル分の部品までなら追加関税がかからないって、かなり大きな枠っすよね!2024年の実績だと、まだ枠内ってことっすか?
ボス:
ふむ…とはいえ、2018年の約束をトランプ氏が今回も守る保証はあるのか?「無視されるかも」とも書いてあるな。
コネ姉さん:
おっしゃる通りですわ。実際にサイドレターは法的拘束力が弱いという指摘もあり、政治判断で反故にされる可能性も否定できませんの。
セカくん:
でも仮に260万台の枠が守られれば、2024年の213万台は余裕でセーフっすね。部品輸出も668億ドルなら問題なし!
ボス:
問題は、今後の輸出増加や枠の運用方法だな。メキシコ政府が生産者と協議して管理するとあるが、透明性はあるのかね?
コネ姉さん:
数量管理はメキシコ側の責任になりますが、米国からの検証や圧力もあるはずですわ。今は4月2日までの交渉が正念場ですね。
セカくん:
メキシコはまだ報復関税を発動してないけど、鉄鋼に続いて自動車にも関税が課されたら、対抗措置に出るかもって話っすよね?
ボス:
そうなると米墨間の貿易摩擦が激化するかもしれん。業界や消費者への影響も無視できんぞ。
コネ姉さん:
しかもトランプ氏はUSMCA改定を「安全保障上の脅威を緩和できなかった」としていて、協定そのものの再交渉も視野に入れている節がありますの。
セカくん:
うわ…それってNAFTA時代の混乱に逆戻りじゃないっすか?ビジネス側はたまったもんじゃないっすよ!
ボス:
ふむ、関税の発動も撤回も「大統領の判断次第」ってのは、やっぱりリスクが大きいというわけだな。
コネ姉さん:
ですわね。だからこそ、メキシコ政府は今、サイドレターを交渉材料にして、4月2日までにどれだけ主張できるかがカギなんですの。
セカくん:
これ、米国側も関税で圧力をかけつつ、交渉の場を残してる感じっすよね。ビジネスは柔軟なシナリオ対応が必要になりそうっす!
ボス:
結局、政治が動けば経済も揺れる。今は静観しながらも、先を見据えて準備しておくべきということだな。
コネ姉さん:
その通りですわ。USMCA下での「関税リスク管理」が改めて問われる局面に入ってきていますわね。