米国サプライマネジメント協会(ISM)は3月3日、2月の製造業景況感指数を発表した。製造業景況感指数は50.3と、前月から0.6ポイント低下し、ブルームバーグの市場予想(50.6)を下回った。基準値である50はなお上回っているものの、関税引き上げに伴うコスト上昇懸念を受けて受注や雇用が低下するなど、前月まで見られていた回復の兆しは大きく減退し、ネガティブな内容が多くなっている。

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セカくん:
おっと…2月の米国製造業景況感指数が50.3に下がったんすね。しかも、関税の影響で新規受注や雇用が悪化してるとか…これ、やばくないっすか?
コネ姉さん:
そうね。50を上回ってはいるけど、前月より低下していて、市場予想も下回ったわ。特に新規受注(48.6)と雇用(47.6)が50を割り込んでいるのが気になるところね。企業は関税の影響を見極めるために発注を控えているし、雇用の縮小も進んでいるわ。
ボス:
ふむ…やはり関税の影響は避けられんか。企業が先行き不安で発注を減らせば、景気全体に悪影響が出るというわけだな。
セカくん:
でも、供給指数(54.5)は上がってるんすよね?これって景気回復の兆しなんすか?
コネ姉さん:
実は、これはポジティブな要因じゃないの。港湾ストや関税の影響で納期が遅れた結果、供給スピードが遅くなっただけなの。つまり、本来の「需要が増えて供給が追いつかない」状態ではなく、「混乱で納期が遅れている」だけなのよ。
ボス:
なるほど…それでは、仕入れ価格(62.4)の上昇はどうなんだ?これも関税の影響か?
コネ姉さん:
ええ。鉄鋼・アルミ・銅のような関税の影響を受けやすい素材が値上がりしているの。さらに、プラスチックや天然ガスなど、トランプ政権の規制緩和が期待される分野でも価格が上昇しているわ。つまり、コスト増が企業の負担になっているのよ。
セカくん:
企業のコメントにも「関税の不確実性で発注が止まっている」とか「長期契約に慎重になっている」とか、ネガティブな声が多いっすね…。
ボス:
ふむ…こうなると、米国製造業の成長は鈍化するかもしれんな。関税政策は国内産業を守るためのものだが、かえって企業活動を抑制しているように見えるな。
セカくん:
じゃあ、今後の見通しはどうなんすか?関税の影響って長引くんすかね?
コネ姉さん:
可能性は高いわね。関税が引き上げられれば、企業はコスト増に直面するし、不確実性が続くと投資や雇用も慎重になるわ。特に輸送機器や金属関連産業の影響が大きく、米国製造業全体の足を引っ張る可能性があるわね。
ボス:
ふむ…製造業の景況感が悪化すれば、米国経済全体にも影響が出るだろうな。消費者にも価格上昇の波が及ぶかもしれん。
セカくん:
関税政策がこのまま続けば、企業のサプライチェーン戦略も変わりそうっすね。日本企業も影響を受けるかもしれないし、動向をしっかりチェックしないとっすね!