12月の消費者物価上昇率は前年同月比1.23%、2024年通年で0.40%

12月の消費者物価上昇率は前年同月比1.23%、2024年通年で0.40%

タイ商務省が1月6日に発表した12月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比1.23%となり、前月(0.95%)より上振れした。2024年通年のCPI上昇率は0.40%で、4年ぶりの低い水準になり、通年予測の0.2%~0.8%に収まった。2025年は0.3%~1.3%(中間値0.8%)と見込む。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん:タイの2024年の消費者物価指数(CPI)は4年ぶりに低水準の0.40%で収まり、予測範囲内だったそうね。これはタイの経済が安定化に向かっている兆候とも言えるわね。

セカくん:低インフレっていいことっすよね!でも、12月は少し上昇してるってことは、これからまたインフレが進む可能性もあるんですか?

コネ姉さん:その可能性はあるわ。12月のCPI上昇率が加速したのは、燃料や生鮮果物の価格上昇が主な要因だけど、観光業の活況も物価に影響を与えそうね。

ボス:ふむ…観光業が好調ならいいことだが、生活費が上がると国民には負担が増えるな。政府はどんな対応を取っているんだ?

コネ姉さん:タイ政府は生活費の上昇を抑えるために、電力やガスの価格を抑える緩和策を継続しているわ。それに、2025年のCPI予測範囲が0.3%~1.3%と比較的安定しているのも心強いわね。

セカくん:観光業の活況が物価に影響するって、観光客が増えると商品やサービスの需要が増えるからなんですかね?

コネ姉さん:その通りよ。特に観光地では需要が急増するから、物価が上昇する傾向があるの。これは観光産業が主要な経済エンジンであるタイでは特に顕著ね。

ボス:ただ、地政学的な緊張や貿易相手国の保護主義的措置も懸念材料だと報告書にあるな。これらがどれほどの影響を与えるのかは不透明だが…。

コネ姉さん:その点はタイだけでなく、他国にも共通する課題ね。ただ、エルニーニョやラニーニャの影響が軽減される見込みで、生鮮食品の価格が安定するのは良い兆しと言えるわ。

セカくん:そういえば、不動産や自動車販売が低迷しているって話もありましたよね。これが住宅賃料や自動車価格を抑えるって、経済にはどう影響するんでしょう?

コネ姉さん:これが直接的にインフレ抑制に寄与しているの。物価上昇が緩やかになれば、家計の負担も軽減されるわ。逆に不動産や自動車業界の回復には、政府の支援策や消費者の購買意欲を高める取り組みが必要ね。

ボス:ふむ…タイのように観光に依存する経済では、外部要因の影響をどう管理するかが課題だな。引き続き注目していきたいところだ。

セカくん:僕も観光産業や投資の動向をもっと調べてみたいっす!タイ経済がこれからどう発展していくのか楽しみですね!

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