カナダ統計局が12月17日に発表した11月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比1.9%の上昇で、10月の上昇率(2.0%、2024年11月20日記事参照)を0.1ポイント下回り、上昇幅は鈍化した。
統計局は、上昇の鈍化は広範囲に及んでいると分析した上で、旅行ツアー価格と住宅ローン金利を最大の鈍化要因として挙げている。
統計局は、上昇の鈍化は広範囲に及んでいると分析した上で、旅行ツアー価格と住宅ローン金利を最大の鈍化要因として挙げている。
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コネ姉さん:今回のテーマは、カナダの11月の消費者物価指数(CPI)ね。前年同月比1.9%の上昇で、10月より0.1ポイント鈍化したわ。物価上昇のペースが少し落ち着いてきたのよ。
セカくん:1.9%の上昇っすか。でも、旅行ツアーや住宅ローン金利が鈍化の要因ってどういうことっすか?
コネ姉さん:旅行ツアーは前年の基準値が高かった影響もあって、価格が大きく下がったの。一方、住宅ローン金利は高水準だけど、わずかに増加ペースが緩やかになったわね。これがCPI全体の鈍化につながっているのよ。
ボス:ふむ…ガソリン価格も影響しているのか?最近の動きはどうなんだ?
コネ姉さん:ガソリン価格は前年同月比で0.5%減少したけど、これは前年の基準値の影響が大きいわ。前月比では横ばいで、これ以上の下落は見られなかったの。
セカくん:でも、一部の物価は下がってるみたいっすね!特に子供服が過去最大の月間下落率ってすごいっすね!
コネ姉さん:そうね。ブラックフライデーの特売が影響して、家具や衣料品全般、携帯電話サービスも値下がりしたの。季節的な要因もあるけど、これがCPI全体の抑制要因になっているわね。
ボス:しかし、食料品や家賃は依然として高止まりしていると聞いたが、これはいつ解消されるんだ?
コネ姉さん:その見通しは厳しいわ。食料品は前年同月比で2.8%、家賃は7.7%の上昇を続けていて、これがCPIの主要な押し上げ要因になっているのよ。
セカくん:これから金利はどうなるんすか?エコノミストの予測では利下げの可能性があるって聞いたっす!
コネ姉さん:その通り。RBCのエコノミストは、2025年7月までに政策金利が0.25%ずつ引き下げられ、最終的には2%まで下がると予測しているわ。これは経済の軟化を背景にした見通しね。
ボス:ふむ…カナダ銀行の政策は日本にも影響を及ぼす可能性があるな。特に為替や輸出入に関係してくるだろう。
セカくん:CPIや金利の動きって、グローバル経済の中で重要なんすね!カナダだけでなく、日本にも影響を与えるって面白いっす!
コネ姉さん:その通りね。物価や金利の動向は、日本を含む各国の企業にとっても重要な指標なの。これを理解してビジネスチャンスを探ることが大切よ。