米国のバイデン政権は12月19日、「2021~2024年サプライチェーンレビュー」報告書を発表した。ジョー・バイデン大統領は、「サプライチェーン強靭(きょうじん)化諮問委員会」に対し、4年ごとに報告書を提出するよう指示していた。今回が初の報告書となる。

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コネ姉さん:今回のテーマはバイデン政権の「サプライチェーン強靭化レビュー」報告書ね。2021年からのサプライチェーン対策がどれだけ進んだか、初の総括が行われたのよ。
セカくん:サプライチェーンの強靭化って、すごく重要そうっすね!でも、具体的に何をやったのか教えてもらえますか?
コネ姉さん:もちろんよ!報告書によると、大きく3つの取り組みがあるわ。「混乱への対応」「インフラと製造業への投資」「非市場的政策(NMPP)への対処」の3点ね。例えば、コロナ禍では特別タスクフォースを設けて混乱を抑えたり、製造業への大規模投資を進めてきたの。
ボス:ふむ…「NMPP」ってのはなんだ?公正な競争を妨げる慣行を指すのか?
コネ姉さん:そうなの。例えば、中国が過剰な補助金を出して価格競争を有利にすることが典型的ね。これに対処するために、関税の引き上げや法改定の提案が挙げられているわ。
セカくん:関税の引き上げって効果があるんすか?それだけでNMPPを解決できるんすかね?
コネ姉さん:部分的には効果があるけど、現行の通商法には矛盾や不明確さが多いの。だから報告書では、たとえば第三国経由での迂回輸入に対応するための改定が必要だと指摘しているわね。
ボス:しかし、関税の引き上げはWTOが問題視しているとも聞くが、米国の対応はどうなるんだ?
コネ姉さん:それが大きな課題ね。WTOは米国の追加関税措置を違反と裁定しているし、現在は紛争解決機能が止まっているから、米国の単独行動が続く可能性もあるわ。
セカくん:なるほど!でもサプライチェーンを強化するには、同盟国との連携も重要ってことっすよね?
コネ姉さん:その通りよ。報告書では、今後も同盟国との協力を強化していくべきだと明記されているわ。信頼できるパートナーと協力することで、供給網の安定性が高まるの。
ボス:ふむ…米国のサプライチェーン政策は経済安全保障にもつながるというわけだな。日本もこれをどう参考にするか考えなければならんな。
セカくん:特に日本企業も海外でのサプライチェーン構築をしてるから、アメリカの動向を無視できないっすね!ビジネスチャンスにも影響しそうっす。
コネ姉さん:その通り。サプライチェーンの強化はコストだけでなく、安定した事業基盤にもつながるわ。日本企業もこれをきっかけに、より強固な供給網を考えるべきね。