英国イングランド銀行(BOE、中央銀行)は12月19日、政策金利を4.75%に据え置くことを決定した。前日まで開かれていた金融政策委員会(MPC)で9人中6人が据え置きを支持した。
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コネ姉さん:今回のテーマは、イングランド銀行(BOE)が政策金利を4.75%に据え置いた決定ね。MPCのメンバー9人中6人が据え置きを支持したわ。
セカくん:据え置きっすか!でも、インフレ率が上がってきてるのに金利を引き下げないのはなんでっすか?普通は上げるもんじゃないんすか?
コネ姉さん:いい質問ね!最近のディスインフレ(物価上昇率の低下)が続いている中で、BOEは慎重に対応しているのよ。ただし、インフレ率が目標の2%を少し超えているから、金利を上げるのではなく維持して様子を見ているの。
ボス:ふむ…短期的な経済指標が低下しているのも影響しているのか?GDP成長率も予想を下回っているようだが。
コネ姉さん:そうね。第3四半期のGDP成長率が0.1%と非常に低いことから、金利を上げることで経済をさらに冷え込ませるリスクを避けたのかもしれないわ。
セカくん:でも、インフレ圧力って国内だけじゃなくて、外的ショックの影響もあるんすよね?これってどう解釈すればいいんすか?
コネ姉さん:その通りよ。外的ショックは緩和されつつあるけど、国内のインフレ圧力はまだ残っているの。商品や食品の価格上昇が主要な要因で、これがなかなか収束しないのよ。
ボス:英国政府の秋の予算案や地政学的リスクもあると言っていたが、これらはどう影響するんだ?
コネ姉さん:例えば、政府が発表した新たな財政政策や、貿易政策の不確実性は経済成長や物価に影響を与える可能性があるわ。BOEはこれらをモニタリングして、次の政策判断に活かすつもりね。
セカくん:じゃあ、金利が引き下げられるのはいつなんすか?次回の会合で決まるんすかね?
コネ姉さん:BOEのベイリー総裁は2025年2月の会合で再度検討すると言っているけど、経済の不確実性が高いから具体的な時期や方法にはコメントしていないわ。
ボス:ふむ…日本企業も英国市場に関係がある場合、この金利政策の動向を見逃せないというわけだな。
セカくん:確かに!特に輸出入とか現地ビジネスをしている企業にとって、金利は大きな影響を与えるっすよね。
コネ姉さん:その通りね。金利が消費や投資に与える影響は大きいわ。英国の経済政策をしっかり理解して、ビジネス戦略を練ることが大切ね。