ジェトロは12月2日、北米に進出する日系企業を対象とした現地での活動実態に関するアンケート調査「2024年度 海外進出日系企業実態調査(北米編)」の結果を発表した。2024年に黒字を見込む企業は、在米国日系企業で66.2%、在カナダ日系企業で73.8%となり、米国はわずかながら新型コロナ禍前の2019年の水準(66.1%)を初めて超えた。


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コネ姉さん:ジェトロの調査によると、北米の日系企業は経営面で堅調な姿勢を見せているの。特に黒字見込みの企業が増加して、アメリカでは新型コロナ前の水準を初めて超えたわ。
セカくん:おお、黒字見込みが増えてるのはいいニュースっすね!でも、どんな業種が特に拡大してるんすか?
コネ姉さん:拡大予定の機能では「販売」がトップだったわね。アメリカではカリフォルニア州やテキサス州、中西部や南東部でも事業を広げる動きがあるみたい。
ボス:ふむ…しかし、北米市場は競争が激しいとも聞くが、その点はどうなのだ?
コネ姉さん:競争環境も確かに厳しいわね。約3割の企業が「競合相手が増加した」と回答しているわ。それでも、米国では36.2%、カナダでは48.1%の企業が市場シェアを増加させたの。
セカくん:競争が激しい中でもシェアを伸ばしてるのはすごいっすね。でも、経営課題とかはどうなんすか?何か問題点ってあるんすか?
コネ姉さん:経営課題では「従業員の賃金水準の上昇」が3年連続でトップだったわ。特に米国で53.2%の企業がこの課題を挙げているの。対策としては「賃金の引き上げ」が筆頭ね。
ボス:インフレの影響か…。それに加えて、サプライチェーンの見直しも進んでいるようだが、具体的にはどうなっている?
コネ姉さん:アメリカ国内での調達が増加しているわね。調達先の変更件数では46件が米国への変更で、中国からASEANへのシフトも目立っているわ。カナダでも調達先の変更は国内回帰が中心だったの。
セカくん:国内調達が増えてるってことは、やっぱり地元に根付いた経営が大事になってるってことっすね!
コネ姉さん:その通りよ。地元調達の増加はコスト管理やサプライチェーンのリスク軽減にもつながるわ。これが北米市場での競争力維持につながるの。
ボス:なるほど…。北米進出企業のこうした動きは、日本の他地域への進出にも参考になるだろうな。ジェトロの調査結果を活かして、さらなる発展を目指していくべきだな。
コネ姉さん:その通りね!日本企業が北米市場でどれだけ成功できるかが、今後の海外展開全体にとっても重要な指標になるわ。今後の動向を注目していきたいわね!