コネ姉さん：ラオスのソーンサイ首相は、2024年のGDP成長率を4.5％と見込んでいるわ。観光業の回復が成長の大きな推進力になっていて、観光客は500万人、観光収入は10億ドルを超えたの。

セカくん：観光がめちゃくちゃ好調なんすね！ASEAN議長国の効果も大きいんですか？

コネ姉さん：その通りよ！「ラオス観光年」やASEAN議長国としての役割が観光客を増やしたわ。一方で、主食のもみ米生産は洪水の影響で目標に届かない見通しね。

ボス：ふむ…高いインフレ率も気になるところだが、どれくらい改善しているんだ？

コネ姉さん：2024年の平均インフレ率は20％未満の見込みだけど、計画の10％未満には届かないわ。通貨キープの価値低下が大きく影響しているの。

セカくん：それって外貨不足とも関係あるんですか？対策とかしてるんすか？

コネ姉さん：外貨売り上げを商業銀行に振り込ませる制度や、クロスボーダー決済システムの導入が功を奏して、外貨準備高は輸入の4カ月分に増加したわ。これは大きな改善ね。

ボス：歳入や税収の面ではどうなんだ？政府の財政状況が気になるな。

コネ姉さん：2024年の歳入は55兆キープで計画を10％上回る見通しよ。物流業やホテル業、自動車小売りが法人税収を押し上げているわ。また、2025年には所得税法の改正や税務違反への罰則強化が予定されているの。

セカくん：それにしても公務員の給料って低いんすね…。インフレに追いつけてないんじゃ？

コネ姉さん：その点も問題視されているわ。2025年初旬には、公務員の最低賃金を現行の185万キープから220万キープに引き上げる計画が発表されたわ。

ボス：ふむ…観光業の好調さを他の産業にも波及させる必要があるな。農業や教育の改革はどうなっている？

コネ姉さん：国会では農地開発マスタープランや改正教育法草案も審議されているわ。農業は気候リスクに強い体制を作ることが課題ね。

セカくん：これから観光業だけじゃなく、産業全体で成長を目指せば、経済がもっと安定するっすね！

コネ姉さん：その通り！ラオスの経済成長には、観光に加え農業や教育、インフラの強化が鍵になるわ。