米小売り大手の第3四半期決算、高所得者層含め節約志向根強く、年末商戦の見通しは軟調

米小売り大手の第3四半期決算、高所得者層含め節約志向根強く、年末商戦の見通しは軟調

米国小売り大手のターゲットは11月20日、2024年第3四半期(8~10月期)の決算を発表し、純売上高が前年同期比0.9%増の252億2,800万ドル、営業利益は同11.2%減の11億6,800万ドルだった。同社のブライアン・コーネル最高経営責任者(CEO)は利益が減少した理由について「裁量支出カテゴリーに長引く軟調さ」に加え、10月の東海岸港湾ストライキに備えた準備コストを指摘…

引用元 JETRO:ビジネス短信

セカくん
ターゲットとウォルマートの決算が発表されたんですね!どっちもアメリカの大手だけど、結果はどうだったんすか?

コネ姉さん
ターゲットの売上は前年同期比で増加したものの、利益は11.2%減少したわ。一方、ウォルマートは売上も利益も増加し、特に高所得世帯が業績を支えているのが特徴ね。

ボス
ふむ…ターゲットの利益が減ったのは何が原因なんだ?

コネ姉さん
「裁量支出カテゴリー」の需要が低迷していることと、東海岸港湾ストライキに備えた準備コストが影響しているわ。それに、価格が競合他社より割高だという点も集客に影響しているの。

セカくん
ウォルマートは調子が良さそうっすね!何が売上を押し上げてるんですか?

コネ姉さん
ウォルマートは高所得世帯が75%の市場シェア増加を占めていて、この層の支持が大きな要因ね。それに、値ごろ感のある商品で幅広い消費者を引き付けているのも強みよ。

ボス
なるほど、インフレの影響はどうなんだ?年末商戦にはどんな影響が出そうなんだ?

コネ姉さん
インフレは緩和傾向にあるけれど、消費者は引き続き安価なセール品を求めているわ。年末商戦の売上高は前年を上回る見込みだけれど、伸び率は2018年以来で最も小幅になる見通しね。

セカくん
トランプ次期大統領の関税引き上げ案も話題になってるっすね!これって小売業にどんな影響があるんですか?

コネ姉さん
関税引き上げが実施されれば、小売業者は価格転嫁をせざるを得なくなるわ。例えば、オートゾーンやスティーブ・マデンのような企業は、消費者負担が増えることを懸念しているの。

ボス
ふむ…中国からの輸入品削減という話も出ていたが、それも関税案の影響か?

コネ姉さん
その通りよ。スティーブ・マデンは中国からの輸入品削減幅を10%から40%に引き上げると発表しているわ。他の企業もサプライチェーンの多様化を進めているわね。

セカくん
中間家庭への負担も増えるみたいですね。どれくらいの影響があるんですか?

コネ姉さん
ピーターソン国際経済研究所の試算によると、トランプ氏の関税案が実施されると、典型的な中間家庭は年間約2,600ドル以上の負担を被る可能性があるわ。

ボス
ふむ…小売業だけでなく、家庭や経済全体に広がる影響が心配だな。これからどう動いていくのか注視する必要がある。

セカくん
そうっすね!また新しい情報があれば教えてください!

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