米内務省、ネバダ州シルバーピークでのリチウム採掘プロジェクト承認
米国内務省は10月24日、オーストラリアの鉱山会社イオニア(本社:ノースシドニー)による米ネバダ州南部のシルバーピーク山脈での「ライオライトリッジ・リチウムホウ素採掘プロジェクト」の開始を承認したと発表した。
イオニアはトヨタとパナソニックの合弁企業のプライムプラネットエナジー&ソリューションズ(PPES、本社:東京都中央区)や、米フォードなどと供給契約を結んでいる。
引用元 JETRO:ビジネス短信


記事を”読む”
ジェトロは12月17日、東京ビッグサイトで開催された半導体展示会「セミコン・ジャパン(SEMICON Japan)2025」会場内でセミナー「欧州半導体エコシステムの今-EU・欧州主要国の政策・技術トレンドと日本との協業 […]
「中央アジア+日本」対話・首脳会合の開催に合わせ、12月20日に東京都内で「中央アジア+日本」ビジネスフォーラムが行われた(主催:経済産業省、ROTOBO、ジェトロ)。日本と中央アジア各国の官民関係者約640人が出席し、 […]
フィリピンでは近年、日系企業による農業分野での2国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism:JCM)プロジェクトが活発化している。 農業機械のヤンマーホールディングスは12月17日、農家向け脱 […]
コネ姉さん
米国内務省がネバダ州のシルバーピーク山脈で、オーストラリア企業イオニアによるリチウム採掘プロジェクトを承認したわ。このプロジェクトでは年間で約37万台の電気自動車(EV)のバッテリー用リチウムを生産できる見込みなの。
セカくん
すごい!この量のリチウム生産が始まると、米国内のEVバッテリーサプライチェーンの強化にもつながりますよね?イオニアって日本のトヨタとパナソニックとの供給契約もあるんですね!
コネ姉さん
その通りよ。イオニアはトヨタとパナソニックの合弁会社であるPPESや、フォードとも供給契約を結んでいて、このプロジェクトが進めば、米国のEV関連の素材供給がさらに安定するわね。しかも雇用も増える見込みよ。
ボス
ふむ、建設に500人、操業後も350人の雇用が生まれるということか。雇用の面でも地域の経済にかなり貢献しそうだな。
コネ姉さん
そうなの。さらに、操業後の年間賃金合計も1億2,500万ドルと予測されているわ。米政府はこのプロジェクトでクリーンエネルギー経済の推進を目指しつつ、地域経済の活性化も狙っているのね。
セカくん
気候変動目標も意識したプロジェクトなんですね。でも、最終承認までに時間がかかった理由は何かあるんですか?
コネ姉さん
そうね、希少な花や先住民族の権利を保護する問題があって、6年の議論を経てきたの。最終的には環境保護も考慮しての承認だけど、地域社会や自然保護のバランスが大切だったのね。
ボス
ふむ、米政府もリチウム需要が急増していることを理解しているわけだ。ネバダ州には他にもリチウムの開発計画があると聞いたが?
コネ姉さん
ええ、米アルベマール社の開発がすでに稼働中だし、GMもカナダのリチウムアメリカズと共同でタッカーパス鉱山の開発を進めているわ。米国内でのリチウム供給を強化する動きが増えているの。
セカくん
そういえば、最近米国のクリーンエネルギー産業向けの税額控除にリチウム調達費用も含まれるようになりましたよね。政府が国内資源確保に本気を出しているのが伝わります!