米国商務省産業安全保障局(BIS)は9月23日、中国またはロシアの企業などによって製造、開発された、特定のハードウエアとソフトウエアが搭載されたコネクテッドカーやそれら部品の販売または輸入を禁止する規則制定案公告(NPRM)を発表した。正式には9月26日付で、官報で公示する。

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セカくん:BISが中国やロシアの企業が関わるコネクテッドカーやその部品の輸入を禁止する規則案を発表したんだね!これってどんな背景があるんだろう?
コネ姉さん:背景には、安全保障上のリスクがあるわ。BISは、中国やロシアがコネクテッドカーの車両接続システム(VCS)や自動運転システム(ADS)にアクセスすることで、機密性の高いデータを収集したり、遠隔操作によって車両を制御する危険性を指摘しているの。これに対処するための規則案が今回の措置ね。
ボス:ふむ…車が外部と通信するシステムを通じて、外国が我々のデータや操作に関わる可能性があるというわけだな。確かにそれは危険だな。具体的にどんな規制が導入されるんだ?
コネ姉さん:規制では、中国やロシアが製造、開発、または支配しているVCSやADSが搭載された車両や部品の輸入と販売が禁止されるの。また、輸入業者や製造者は、禁止されている取引に関与していないことを証明する「適合宣言書」をBISに提出する必要があるのよ。
セカくん:なるほど!適合宣言書でその車や部品が安全かどうかを証明するんだね。でも、試験目的で輸入する場合や、短期間だけ使う場合は例外があるんだね?
コネ姉さん:そうね。試験目的の輸入や、年間30日未満の運転の場合などは、一般許可が認められることもあるわ。また、場合によっては個別許可も検討されるみたい。規則が適用されるのは、ソフトウエアは2027年モデルから、ハードウエアは2030年モデルからよ。
ボス:それにしても、これが他の国にも影響を及ぼしそうだな。たとえば、日本やドイツのメーカーが中国の部品を使っている場合、どうなるんだ?
コネ姉さん:そうね。もし他国の自動車メーカーが中国やロシア製の部品を使っている場合、規制に対応するために新たなサプライヤーを探さざるを得なくなるわ。特に、ドイツや日本、韓国などの自動車メーカーにも影響が及ぶ可能性が指摘されているわね。
セカくん:なるほど!だから、国際的なサプライチェーンにも影響が出るんだね。安全保障のためには必要な措置だけど、自動車業界にとっては大きな変化になりそうっす!