アルゼンチン政府は9月15日、2025年度国家予算案PDFファイルを国会に提出した。ハビエル・ミレイ大統領は国会で同予算案についで、国民や政治家に対して、これまでの慢性的な財政赤字の原因やこれからの国家の役割について説明した。また、予算案の中で、2025年の実質GDP成長率と消費者物価指数(CPI)上昇率の政府見通しを示した。
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セカくん:アルゼンチンが2025年度の国家予算案を発表したんすね!特に「財政収支の均衡」を堅持するっていうのは、すごく重要なポイントっすよね。
コネ姉さん:そうね。ハビエル・ミレイ大統領は、これまでの慢性的な財政赤字を解消するために、支出を抑えた予算編成を行ったの。まず「いくら節約するか」を考えてから「いくら使えるか」を決めるという方法を取っているわ。これは長期的に国家の安定を目指すための重要なステップよ。
ボス:ふむ…でも、どうしてここまで財政赤字が問題になっていたんだ?
コネ姉さん:ミレイ大統領は、公共事業が財政赤字の大きな原因だと指摘しているわ。政治家たちの利権が絡んで無駄な公共事業が行われ、その結果、財政が悪化し国民が苦しむ状況が続いていたの。それに対して、彼は「小さな政府」を目指して、国家の役割を最小限にしようとしているのよ。
セカくん:それで、国家はマクロ経済の安定や外交、法の支配を確保することに集中して、それ以外は市場に任せるって方針なんすね。これってかなりの改革じゃないっすか?
コネ姉さん:まさにその通りよ。これまでの「大きな政府」からの転換を図っているわけね。特に「パイス税」の終了を計画していることが大きなポイントね。これで国民や企業に対する税負担が軽減され、経済成長を後押しする効果が期待されているの。
ボス:ふむ…でも、そんなにうまくいくのか?経済の見通しがかなり楽観的に見えるが。
コネ姉さん:確かに、予算案では2025年のGDP成長率を前年比5%、物価上昇率を18.3%と見込んでいるけど、現地の証券会社は「楽観的すぎる」と指摘しているわ。でも、財政の健全化を目指す点では評価されているの。
セカくん:それでも、ミレイ政権の改革はインフレ抑制や為替の安定を目指しているみたいっすね。月2%のペースで為替を切り下げるけど、その速度は減速させる方針なんすね。
ボス:ふむ、少しずつ改革を進めていけば、長期的には成果が出るかもしれんな。アルゼンチン経済が立ち直るためには、しっかりとした財政運営が鍵になるというわけだな。
セカくん:これで国民の生活も少しずつ改善していくことを期待したいっすね!