4~6月期の失業率は3.0%、4期連続で横ばい

4~6月期の失業率は3.0%、4期連続で横ばい

香港特別行政区政府統計処は7月18日、2024年4~6月期の失業率(季節調整済み、速報値)について、4期連続で横ばいの3.0%と発表した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

セカくん
すごい!4期連続で変わらないって安定しているようにも見えますね。でも、具体的にはどんな業種で変化があったんですか?

コネ姉さん
運輸・倉庫・郵便・宅配サービス・情報・通信業と製造業はそれぞれ0.2ポイントと0.1ポイント上昇して3.2%になりましたわ。一方で建設業と貿易・卸売り、小売り・宿泊・飲食サービス、行政・社会・個人向けサービス業は改善していますの。

ボス
ふむ、年代別ではどうなんだ?

コネ姉さん
15〜19歳と20〜29歳の若年層の失業率が大きく改善していますわ。特に15〜19歳は1.5ポイント低下して9.8%に、20〜29歳は0.4ポイント低下して5.5%です。一方、40〜49歳と50〜59歳の中高年層はそれぞれ0.1ポイント上昇して少し悪化していますの。

セカくん
なるほど。若い世代の就職状況が良くなっているのはいいですね。でも中高年層が少し悪化しているのは課題かもしれません。

ボス
全体的な労働市場の見通しはどうなんだ?

コネ姉さん
労働・福祉局の孫玉菡局長によると、総雇用者数は6,400人増加し、総労働人口も4,900人増えましたわ。今後も経済成長が続く中で労働市場は逼迫した状態が続く見込みよ。

セカくん
それに加えて、香港中文大学の荘太量教授は、総雇用者数と総労働人口の上昇は景気回復や中国本土からの高度人材の誘致が背景にあると指摘していますね。これからも失業率は2.9%〜3.0%程度にとどまりそうです。

コネ姉さん
そうね。金融業界が収益を上げ、景気回復が続けば、総雇用者数もさらに上昇するでしょう。経済の動向に注目していく必要がありますわね。

セカくん
香港の経済が安定しているのは良いことですね。これからも注目していきたいです!

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