中国の上海市統計局は7月19日、同市の2024年1~6月の域内総生産(GRP)実質成長率は前年同期比4.8%だったと発表した。同年1~3月の同5.0%から鈍化し、通年目標(5.0%)も下回った。とりわけ製造業を中心とする第二次産業の成長率は前年同期の15.1%から1.2%に急低下し、景気後退につながる大きな要因となった。

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セカくん
でも前年同期よりは鈍化しているんですね。特に製造業が大きく影響しているみたいですね。これってどういうこと?
コネ姉さん
そうね、セカくん。特に第二次産業、つまり製造業の成長率が前年の15.1%から1.2%に急低下したことが大きな要因ですわね。これは景気後退に直結する要素ですのよ。
ボス
ふむ、具体的にはどんな製品が影響を受けているんだ?
コネ姉さん
エレベーターや自動車、産業用ロボット、エアコン、スマートフォンなどが大幅に減少していますわ。特にスマートフォンは42.2%も減少しているのが目立つわね。
セカくん
逆に、増えたものもあるんですよね。コンテナや発電ユニット、集積回路などはどうして増えたんでしょうか?
コネ姉さん
コンテナの需要は物流の活発化が影響しているし、発電ユニットや集積回路は技術革新と関連産業の需要増加が要因ですわね。
ボス
消費や投資はどうなっているんだ?
コネ姉さん
消費は2.3%減で、工業生産総額と同様に減速していますわ。業種別では卸売り・小売りが2.1%減、ホテル・飲食業が3.6%減と低迷している状況です。一方で、固定資産投資は前年同期比10.2%増と増加していますの。
セカくん
投資が増えているのはいいことですね!でも、インフラ投資や工業投資の伸びが若干減速しているんですね。
コネ姉さん
ええ、特に不動産投資は8.4%増で、前期から0.3ポイント上昇していますわね。全体としては投資の増加が経済を下支えしているわ。
ボス
貿易の方はどうなんだ?
コネ姉さん
貿易総額は前年同期比0.6%増の2兆976億元ですわ。輸出は1.8%増と拡大している一方、輸入は0.2%減よ。特に香港向けの輸出が5.7%増加していますが、EUや米国、日本向けの輸出は減少していますの。
セカくん
国際情勢の影響が大きいんですね。今後も上海の経済動向を注視していく必要がありますね!
コネ姉さん
その通りね、セカくん。上海市統計局も、景気刺激策の効果が徐々に表れている一方で、不透明感を増す国際情勢の中で市場の活力を高める必要があると指摘していますわ。