米国カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事(民主党)は7月25日、ホームレスの路上生活者の拠点の早期撤去に向けた知事令を発令した。知事令は、連邦最高裁判所が6月に、公共の場所での路上生活を禁止するオレゴン州グランツパス市の法令を容認したことを受け発表されたもの。

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セカくん
これは具体的にどんな内容の知事令なんですか?
コネ姉さん
州政府機関に対して、州所有地内のホームレスの拠点を早期に撤去するよう命じるとともに、ホームレスを援助・支援することを指示していますの。また、法的拘束力はないものの、市や郡にも同様の対応を求めていますわ。
ボス
ふむ、反発もあるんだろう?
コネ姉さん
はい、ホームレス支援団体からは、シェルターが満杯なのにホームレスを追い出すことに対する反発がありますわ。ロサンゼルス市のバス市長は、包括的なアプローチがホームレス減少に効果的だと述べ、知事令に懸念を示していますの。
セカくん
他の意見も知りたいです!
コネ姉さん
同州上院共和党のジョーンズ議員は、取り組みが遅れたことを指摘しつつも知事令に賛意を示しましたわ。サンフランシスコ市のブリード市長の報道官も、既に取り組みを開始し、テント数が減少していると主張していますの。
ボス
カリフォルニア州のホームレスの状況はどうなんだ?
コネ姉さん
全米のホームレス人口の約3割がカリフォルニア州に集中していて、路上生活者の割合は全米で最も高い68.0%ですわ。次いでオレゴン州64.6%、ハワイ州62.8%となっているわ。
セカくん
カリフォルニア州のホームレス問題は深刻ですね。今後どうなるか注目していきたいです。
コネ姉さん
ええ、その通りですわ。カリフォルニア州の取り組みがホームレス問題の解決にどれだけ寄与するか、今後の動向を見守りましょう。