ドイツ内務・地域省は7月11日、第5世代移動通信システム(5G)ネットワークで中国企業の華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)の製品を禁止することについて、ドイツの主要な通信事業者のドイツテレコム、ボーダフォン、テレフォニカとの間で合意したと発表した(プレスリリース)。
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コネ姉さん: 「ドイツが5GネットワークからファーウェイとZTEの製品を段階的に排除することを発表しました。まずは2026年末までに5Gコアネットワークから重要コンポーネントを、次に2029年末までに5Gアクセスネットワークから主要機能を他社製品に置き換えることが目標です。」
セカくん: 「すごい!なんでそんなことをするんですか?」
コネ姉さん: 「これはセキュリティリスクへの対応です。ファーウェイとZTEの製品がセキュリティ上のリスクをもたらす可能性があるとされているため、ドイツ政府は通信事業者と協力して段階的に排除することにしたんです。」
ボス: 「ふむ…移行期間がかなり長いようだが、どうしてだ?」
コネ姉さん: 「これは通信事業者にとって有利に働くためです。5Gネットワークにおける中国製品の依存度が高いため、急な排除は難しく、移行期間を設けることで事業者が対応しやすくしています。しかし、これにはリスクを過小評価しているとの批判もあります。」
セカくん: 「他にもどんな議論があったんですか?」
コネ姉さん: 「ドイツ政府内でも、セキュリティリスクを重視する派と、中国製品なしでの5Gネットワーク拡充の困難さを訴える派で論争がありました。また、中国製品の排除に伴う高額な損害賠償請求の可能性も懸念されていました。」
ボス: 「まあ、仕方ないな。中国側の反応はどうなんだ?」
コネ姉さん: 「在ドイツ中国大使館は、ファーウェイの機器がセキュリティリスクをもたらす証拠がないとして、今回の発表に遺憾の意を表明しています。また、NATO首脳会議のタイミングでの発表について、ドイツ政府の意思決定の独立性を疑う発言もありました。」
セカくん: 「ドイツの中国依存度はどのくらいなんですか?」
コネ姉さん: 「5Gネットワークに占める中国製品の割合が2022年時点で59%と高く、これが対応を難しくしている背景です。ドイツは高い中国依存度を背景に具体的な措置を講じるのが遅れているとの批判もあります。」
ボス: 「ふむ…今後の5Gネットワークの動向に注目だな。」
ドイツが5GネットワークからファーウェイとZTEの製品を段階的に排除することは、セキュリティリスクへの対応として重要な一歩です。しかし、高い中国依存度と移行期間の長さにより、今後の動向には注目が必要です。