米GMとステランティス、米エネルギー省からEV生産関連で助成金獲得

米GMとステランティス、米エネルギー省からEV生産関連で助成金獲得

米国自動車メーカーのゼネラルモーターズ(GM)は7月11日、2022年8月に成立したインフレ削減法(IRA)で定められた20億ドルの「米国内生産への転換に対する助成金」の一部から拠出される米エネルギー省(DOE)の助成金5億ドルを獲得したと発表した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

セカくん: 「ゼネラルモーターズ(GM)が米エネルギー省(DOE)の助成金を獲得してEV生産に転換するってすごいニュースですね!どんな内容なんですか?」

コネ姉さん: 「そうよ。GMは7月11日にDOEの助成金5億ドルを獲得し、この資金を使ってミシガン州ランシング・グランド・リバー組立工場を改修・整備してEV生産を目指すわ。この工場は現在ガソリン車を生産しているけど、今後はEV組立工場として機能することになるの。」

ボス: 「ふむ…他にもどんな工場がEV生産に関わっているんだ?」

コネ姉さん: 「GMの他のEV関連工場には、ミシガン州のZEROデトロイト・ハムトラック組立センターやオリオン組立工場、テネシー州のスプリングフィールド製造施設があるわ。これらの工場と合わせて、ランシング・グランド・リバー組立工場もEV生産に加わることになるの。」

セカくん: 「新しい雇用も創出されるんですね?」

コネ姉さん: 「そう、DOEの発表によると、同工場では650人以上の雇用が維持され、さらに50人の新規雇用が創出されるわ。全ての従業員は全米自動車労働組合(UAW)の組合員よ。」

ボス: 「ステランティスも助成金を獲得したんだな?」

コネ姉さん: 「そうね。ステランティスは総額5億8,500万ドルの助成金を獲得し、イリノイ州ベルビディア組立工場に約3億3,500万ドル、インディアナ州のインディアナ変速機工場に約2億5,000万ドルの助成金を受けるわ。ベルビディア工場はガソリン車からEV生産に転換され、約1,450人のUAW従業員の雇用が回復する見込みよ。」

セカくん: 「インディアナ変速機工場も変わるんですね?」

コネ姉さん: 「そう、インディアナ変速機工場はEV搭載用の電気駆動モジュールの生産工場に転換され、585人のUAW従業員の雇用の確保とスキルアップが見込まれるわ。」

ボス: 「UAWも助成金提供を支持しているんだな?」

コネ姉さん: 「その通りよ。UAWのGM部門担当のマイク・ブース副会長は、消費者がEVに乗り換える準備が整いつつある中で、EVへの移行を支援する助成金は非常に重要だと述べているわ。UAWはこれまで、ガソリン車からEVへの移行期間の雇用の確保を懸念していたの。」

セカくん: 「今後のEV生産の展開が楽しみですね!」

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