チェコ国立銀行(中央銀行)は6月27日の定例金融政策会議で、翌28日付で政策金利を0.5ポイント引き下げて4.75%とすることを決定した(プレスリリース)。中銀は同時に、ディスカウントレート(割引率)とロンバートレート(債券担保貸付金利)も0.5ポイントずつ引き下げ、それぞれ3.75%、5.75%とした。

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セカくん: チェコ国立銀行が政策金利を引き下げたって聞いたんですけど、どんな背景があるんですか?
コネ姉さん: そうよ。チェコ国立銀行(中央銀行)は6月27日の定例金融政策会議で、翌28日付で政策金利を0.5ポイント引き下げて4.75%にすることを決定したの。この引き下げは、ディスカウントレート(割引率)とロンバートレート(債券担保貸付金利)も同様に0.5ポイント引き下げて、それぞれ3.75%と5.75%にしたわ。
ボス: ふむ…これはどれくらいの頻度で行われているんだ?
コネ姉さん: 中銀は2023年12月に、2022年6月以降据え置いてきた政策金利を7.00%から0.25ポイント引き下げて以来、今回で5回連続の引き下げを行っているの。今回の引き下げで、金利は2022年4月以降で最低の水準になったわ。
セカくん: インフレ率はどうなっているんですか?
コネ姉さん: 2022年9月には前年同月比で18.0%に達した消費者物価指数(CPI)上昇率が、2024年2月に中銀のインフレ目標である2.0%にまで低下したの。その後、インフレ率はやや上昇し、4月は2.9%、5月は2.6%だったけど、依然としてインフレ目標の許容範囲内にあると指摘されているわ。
ボス: 中銀の今後の方針はどうなっているんだ?
コネ姉さん: 中銀は金融政策として長期的には引き締めを維持するとしているわ。賃金引き上げ圧力の上昇やサービス部門の高インフレ率の持続などが原因で、インフレ率が2024年第3四半期以降に再びインフレ目標の許容範囲上限に近づく可能性があるためね。そのため、次回の定例金融政策会議以降は、金利引き下げ幅を縮小、あるいは金利据え置きとする可能性が高いとされているの。
セカくん: なぜ金融政策を引き締めにするんですか?
コネ姉さん: 長期的に高止まりするインフレリスクを抑えるためよ。賃金引き上げ圧力やサービス部門の高インフレ率が持続することで、インフレが再び高まるリスクがあるから、引き締めの姿勢を維持する必要があるの。
ボス: なるほど、政策金利の調整は慎重に行われているわけだな。
コネ姉さん: その通りよ。経済状況を慎重に見極めながら、適切な金融政策を実施しているの。これからの動向にも注目していきましょう。
セカくん: 僕もチェコの金融政策に注目していきます!