3月のカナダ消費者物価指数、前年同月比2.3%上昇

3月のカナダ消費者物価指数、前年同月比2.3%上昇

カナダ統計局が4月15日に発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.3%増で、2月の上昇率(2.6%)を0.3ポイント下回った。
統計局は減速の主な要因として、旅行ツアー(前年同月比4.7%減)と航空輸送(同12%減)を挙げ、カナダから米国への航空旅行が減少した影響と分析した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん:カナダの3月のCPI上昇率は前年同月比2.3%。2月から0.3ポイント下がって、インフレはやや落ち着きを見せましたわね。でも中身を見ると、ちょっと複雑ですの。

セカくん:旅行ツアーや航空運賃が下がってるって、観光業には厳しい状況っすね。でも食料品は逆に上がってる…バランス難しいっす!

ボス:ふむ…ガソリン価格が下がったのはありがたいが、全体としてはどうなんだ?庶民の生活に直結してるのか?

コネ姉さん:ガソリンや旅行費用は下がってますけど、食料品やアルコール類は売上税の再適用で値上がり傾向ですわ。だから生活コストの実感は“まだ高い”のよ。

セカくん:税の影響ってやっぱデカいっすね。「減税法」が終わったらすぐ反動がくるとは…!

ボス:そのうえ、米国の関税政策もカナダに影響するかもしれんのだろ?輸入コストが上がるってことか。

コネ姉さん:そうなんですの。RBCは「輸入先の変更」や「消費者炭素税の終了」によるインフレリスクを指摘してますわ。

セカくん:となると、中央銀行の対応が気になるっす。金利は今どうなってるんすか?

コネ姉さん:現在は2.75%で据え置きですわ。でも6月には2.25%への利下げ予測も出ていますの。ただし、不確実性が高いから、据え置きも選択肢ね。

ボス:インフレは下がってきてるが、まだ安心はできんというわけか。金融政策も難しい立ち位置だな。

セカくん:でも利下げが進めば、住宅ローンとかビジネス投資にプラスなんすよね?成長への後押しっす!

コネ姉さん:その通り。ただ、炭素税の制度も関係してくるので、グリーン経済移行とのバランスも問われますわね。

ボス:ふむ…気候政策と経済政策の両立。時代が変わってきた感じがするな。

セカくん:これからのキーワードは「売上税影響」「輸入インフレ」「炭素税政策」っすね!カナダの経済指標、もっと注目したいっす!

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