バングラデシュは、シェイク・ハシナ前政権時から日本企業をはじめ、外国企業から投資先としての注目度が高い。他方、世界銀行によると、GDPに対する外国投資の比率(2022年)が0.4%と、非常に低調だ。ハシナ前首相の辞任後、暫定政権下でバングラデシュ投資開発庁(BIDA)は長官が解任され、現在、長官ポストは空席のままだ。それでもBIDAは、外国企業誘致の窓口として従前どおり継続的な取り組みを進めている。BIDAの日本企業担当者のムハンマド・サイフル・イスラム課長に、外国企業誘致に関して聞いた。
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セカくん:バングラデシュの投資状況について話題ですね!日本企業も注目されているみたいですが、今の状況はどうなんですか?
コネ姉さん:そうね、バングラデシュはシェイク・ハシナ前首相時代から日本企業を含む外国企業に対して投資誘致を進めていたわ。ただ、2022年の外国投資比率はGDPの0.4%と、まだ低い状況ね。政権交代があった影響で、最近の投資提案は減少しているみたいだけど、BIDA(バングラデシュ投資開発庁)は引き続き外国企業をサポートしているわ。
ボス:ふむ…長官がいないっていうのは不安だが、それでも業務は続けているんだな。日本企業にとってのバングラデシュって、どんな位置付けなんだ?
コネ姉さん:日本からの累積投資額は5億3,366万ドルで、全体の2.6%を占めているわ。日本は11番目の投資国だけど、バングラデシュにとって日本は重要な投資先の一つよ。日本企業担当のサイフル・イスラム課長が、日本企業のサポートを担当しているわね。
セカくん:バングラデシュは農産品加工やICT分野が重点なんですね。ICT分野は一度ネット遮断があったみたいですけど、それでも今後の成長に期待している感じなんですか?
コネ姉さん:そうね。インターネット遮断の件があったけれど、再発防止に向けて徹底的に原因を分析しているわ。10月にはジェトロとウェビナーを開催して、日本企業に向けてバングラデシュの投資情報を発信する予定よ。
ボス:ウェビナーか…直接投資を検討する企業にとっては、こうした情報発信はありがたいな。バングラデシュも今後はさらに安定した環境を提供しようとしているわけだ。
セカくん:はい!日本企業にとっても新たなチャンスが広がりそうですね。重点分野での成長を期待して、積極的に情報収集していくべきっすね!