タイ商業・工業・銀行合同常設委員会(JSCCIB)は8月7日、中国に対する貿易赤字について懸念を表明した。JSCCIBによると、2024年上半期の中国からの輸入は前年同期比7.1%増の375億7,000万ドルに増え、対中貿易赤字は15.7%増の199億7,000万ドルに拡大した。流入する中国製品はタイの幅広い業界に影響を与えている。
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セカくん: おお、タイのJSCCIBが中国からの貿易赤字を懸念しているんですね!これって、タイの経済にとってかなり重要な問題っすよね。具体的にどんな影響があるんだろう?
コネ姉さん: そうね、セカくん。中国からの安価な製品がタイ市場に大量に流入することで、タイの中小企業が競争力を失うリスクが増えているの。特に電子商取引を通じて、直接消費者に届く中国製品が多いから、価格競争が厳しくなるのよ。
ボス: ふむ…つまりタイの中小企業が中国製品に押されているということか。それで、どんな対策が取られているんだ?
コネ姉さん: JSCCIBや商務省は、輸入製品がタイの基準認証を満たしているかどうかを厳しく確認するよう求めているわ。それに加えて、密輸品への対処や国内法の厳格な運用も提案されているの。これはタイの中小企業を守るための一環なのね。
セカくん: なるほど!それにしても、タイと中国の間で「タイ・中国ビジネス持続性センター」も設立されるんですね。これって、両国の間で貿易の問題をどう解決するかについて話し合う場なんですか?
コネ姉さん: そうよ。タイと中国の商業会議所や在タイ中国大使館が共同で設立するこのセンターでは、両国の法律や国際的なルールに基づいて貿易や投資の問題を解決するための対策を模索するの。
ボス: ふむ…協力を深めることはいいことだが、貿易赤字が広がるのはやっぱり心配だな。それでも、政府は中国との貿易協力を深める方針を変えていないのか。
コネ姉さん: ええ、そうね。タイ政府は、貿易協力を強化しながらも、ASEAN中国FTAやRCEPといった協定を活用して貿易拡大を目指しているわ。さらに、貿易博覧会への積極的な参加も計画しているのよ。
セカくん: でも、タイ側もただ受け身じゃないみたいっすね。農産品の輸出拡大とか、新たな輸出品目の許可を求めたりしてるんですね。
ボス: なるほど、タイも自国の利益をしっかり守りながら交渉しているということか。生きた牛やスネークフルーツの輸出なんて、なかなか興味深いな。
コネ姉さん: そうね、タイは中国に対して新たな市場機会を開拓しつつ、競争力を強化しようとしているの。両国のバランスを取りながら、持続可能な関係を築いていくのが大切ね。
セカくん: これからの展開がどうなるのか、わくわくするっす!中国との貿易がタイの成長にどう影響するのか、今後も注目ですね。
ボス: ふむ…いろいろと複雑な話だが、今後の成り行きを見守る必要があるな。両国がウィンウィンの関係を築けるといいんだがな。