7月の米消費者物価指数、インフレ率は引き続き低下、約3年ぶりに3%を下回る

7月の米消費者物価指数、インフレ率は引き続き低下、約3年ぶりに3%を下回る

米国労働省が8月14日に発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.9%上昇(前月3.0%上昇)、変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は同3.2%上昇(前月3.3%上昇)と、いずれも引き続き鈍化した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん:米国労働省が発表した7月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で2.9%上昇して、前月の3.0%からやや鈍化したのよ。特にエネルギーや食料品を除いたコア指数も3.2%上昇と、こちらもやや落ち着いている感じだね。

セカくん:それは良いニュースっすね!インフレが少しでも落ち着くと、生活費が少し楽になるかもしれないっす。でも、どうしてCPIが下がったんすか?

コネ姉さん:7月は、アマゾンなどのECサイトがセールを行ったことで、商品の価格が一部下がったのが要因の一つよ。また、ガソリン価格の低下や、住居費の伸びが鈍化したことも影響しているわ。これらが全体としてCPIの上昇率を抑えたの。

ボス:ふむ…インフレが落ち着くのはいいことだが、これが一時的なものなのか、それとも今後も続くのかが重要だな。FRBはどう考えているんだ?

コネ姉さん:ブルームバーグのエコノミストによると、今回のインフレの鈍化は、FRBがインフレが下降傾向にあると自信を深める材料になると考えられているわ。これにより、9月の利下げの可能性が高まっているみたいよ。FRBは物価安定と雇用の最大化を目指しているから、インフレが抑えられる一方で、雇用情勢の軟化も考慮しているの。

セカくん:なるほど、インフレが抑えられると、利下げも考えられるってことなんすね。でも、大統領選が近いから、インフレ対策も選挙に影響を与えるんじゃないっすか?

コネ姉さん:その通りよ。インフレは11月の大統領選の重要なテーマの一つで、カマラ・ハリス副大統領が中間層の生活コスト引き下げや企業の過剰な値上げに対応する計画を発表する予定なの。これが民主党の政策綱領にも反映される可能性が高いわ。

ボス:ふむ…選挙が近づくにつれ、インフレ対策がさらに強化されるかもしれんな。これからの展開がどうなるか、注目しておかねばならん。

セカくん:そうですね!インフレと大統領選の動きがどうリンクしていくのか、これからも目が離せないっす!

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