2029年までの続投が決まった欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長(2024年7月19日記事参照)は7月18日、今後5年間の政治指針を発表した。欧州理事会(EU首脳会議)が採択した戦略アジェンダ(2024年7月4日記事参照)に沿うかたちで競争力や防衛・安全保障の強化を最優先課題に位置付ける。

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セカくん: ウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長が2029年まで続投決まったんですね!今後5年間の政治指針も発表されたみたいですけど、どんな内容なんですか?
コネ姉さん: そうね、セカくん。彼女は競争力や防衛・安全保障の強化を最優先課題に位置付けているわ。同時に、欧州型社会モデルの推進も掲げていて、欧州議会の右派・左派双方の要求に配慮した内容になっているのよ。
ボス: ふむ…競争力強化のためには具体的にどんな策が取られるんだ?
コネ姉さん: 競争力強化の柱としては、企業の規制対応負担の軽減と投資の促進が挙げられているわ。特に、欧州グリーン・ディールに関して「クリーン産業ディール」を新たに提案する予定なの。エネルギー集約型産業の脱炭素化を促進するために、規制の簡略化や許認可の迅速化も進めるわ。
セカくん: なるほど、それにエネルギー集約型産業やインフラへの投資も強化されるんですね。それにしても、脱炭素化技術やバイオ技術、AIにも力を入れるってことは、未来の技術に向けた大きな投資を考えてるんですね!
コネ姉さん: そうよ。欧州競争力基金を設置して、脱炭素化技術、バイオ技術、AIなどの戦略的な重要技術に投資する予定なの。でも、その財源については具体的な言及がなく、EU名義の共同債の発行についても触れられていないの。加盟国間での温度差があるから、基金設置に向けた協議は難航が予想されるわ。
ボス: なるほどな。技術開発が今後のEUの地位を決めるというのは分かるが、財源の問題は大きいな。どう解決していくのか注目だな。
セカくん: そうっすね!これからの動きに注目して、EUがどうやって競争力を強化していくのか見ていきましょう。未来の技術に向けた投資が成功すれば、EUの経済もさらに発展しそうですね!